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公務員の仕事をしていると、スタートアップやベンチャーに憧れる

公の仕事は(私は公教育の立場ですが)、公務員全般に言えることかもしれません。

公の仕事

 教育を含め、国民や市民のための生活に必要な仕事だと感じます。しかし、今までの歴史が長すぎて非効率なものもあったり、不要であったりするものが多くあります。こなしているだけで時間が過ぎていくようなそんな感じです。その時間は仕事の充実感はなく、クリエイティブな楽しい時間はあまりありません。

 本当はなるべく多くの方に有益なことをしたいという気持ちはあるのですが、経済状況などを含め複雑なバックグラウンドを抱えた方もいらっしゃるので、そちらの対応に時間がかかったり、それにより疲弊したりします。 

 学校で言えば、多くの生徒のために良い授業をしたいのに、問題行動や非行行為をしてしまう生徒の対応に時間をとられてしまうということです。

公の仕事以外の仕事や人の魅力

 学校から一歩外に出て、他分野の方と話をしたり、聞いたりすると、すごく狭い分野だけど人や社会の役に立つ仕事があったり、今後はきっと成長していく右肩上がりの分野の仕事なんだろうなと感心したり、出会ったその人自体が魅力的であったりします。

 私は地方の田舎に暮らしています。私が感じる面白い人は、都会から移住して来た人です。地方移住すると、多くの場合は収入が減ってしまうと思うのですが、それでも地方に魅力を感じてやってきた方々です。起業されたりする方もいらっしゃいます。いずれにしても発想が柔軟で、魅力的な方が多いですね。

スタートアップやベンチャー企業への憧れ

 公の仕事と最も対極的な位置にある仕事が、スタートアップやベンチャー企業だと思います。
 今存在しないことや、今後の成長分野へ試行錯誤してアプローチしていくことは、困難なことであると同時に、充実感があるんだろうなと思います。

 ルーティーンも多くなかなか充実感の得られない時間が多い公務員からすると、「憧れ」です。

 「憧れ」をいだくのは、もしかしたら学校の教員をしているのが原因かもしれません。
 学習指導要領に書いてありますが、学校では予測困難な時代にその解決していく力を育もうとしています。
 仕事に関して、その最も困難な状況だと思われるのが、スタートアップやベンチャー企業だと思います。生徒にこうあってほしいという姿のある意味で最高峰なわけです。

 学習指導要領について知りたい方は↓です。これに基づいて学校は動いています。

 ということで、私の中では常に「転職」が視野に入っています。

最終的には公務員でできることをやっていこうと考えが戻る

 しかし、家族もあるので収入はやはり大切です。あと仕事の持続可能性も。

 あれこれとシミュレーションするのですが、まず自分だけで起業しても今程度の収入を得ることはできそうにありません。ある程度の利益を確保するには、やはり人手がいります。自分に何ができるかといったら、発想も豊かではないですし、中途半端な知識や技術はいろいろありますが、それでは使いものにならないということに至ります。

 ということで、「公務員(教員)」でがんばるしかないなということに帰着します。

 スタートアップやベンチャーに比べると、極めて地味ですが公務員としての仕事の困難な状況に対応していこうと。

 しかし、公務員は給料が安定しているからと言って、手を抜いていい加減なことをする人にはなってはいけないですね。こういう人が少人数いることによって公務員批判が出てくるのでしょう。大多数の人は、身を粉にしてがんばってます。私たち地方公務員より、国家公務員、特に省庁系の方のほうがきっと使命感も強く、夜遅くまで仕事されてるんだと思います。

 今の公務員(教員)の仕事をもっと面白くするため、不要な仕事は捨て、時代にマッチしたものに変え、公務員(教員)になってみようかなと思う人が増えてくれるような仕事にしていきたいたいですね。

 働き方改革と言われてますが、効率化は限界です。今必要なことは、必要度の低い仕事をどんどんやめていくことかなと思います。学校もそうですが、新しいことはどんどん増えるのに、減らそうという発想にならないのです。増やすときは減らす。断捨離な感じが最も必要だと感じます。

 「スクラップアンドビルド」ではなくて「ビルドアンドビルド」という言葉。どなたかの投稿かインターネットの記事で見かけましたが、まさにこれだねと思いました。

公務員の副業はどうなる

 副業が認められたら、もうちょっと仕事も楽しく、公の仕事もフットワークが軽くなるかもしれません。公の仕事をないがしろにしてはいけないですが、それ以上に得られるものが大きいと思います。あの公務員は副業がメインになっているみたいな本末転倒なことをする人も出てきそうで心配もありますが。

 教員は、「教育」という本当は美しいがそれと同時に都合の良い言葉で言動を行います。それによって特殊な考え(あまり一般的でない考え)に陥りがちだと思ってます。

 副業はお金のこともありますが、関わる人との交流や経済のことを知ることで新しい学びにつながります。このことは、自分の授業や関わる生徒にも良い影響があると思います。
 
 それなら、ボランティアやNPOの活動でもいいんじゃない?とも思いますが、多くなくても利益を出すにはどうしたら良いのかという視点は教員には必要なんじゃないかなと思います。

#公務員 #教員 #スタートアップ #転職 #副業 #一人じゃ気づけなかったこと

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