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パートナー

家族や仕事、趣味の仲間など、さまざまな関係性のパートナーがあると思うのですが、我が家の旦那さんは、夫婦でありながら、どちらかといえばお仕事のパートナーです。

今日は32回目の結婚記念日なのです。noteではまるで存在感のない、うちの旦那さんのお話をしてみようと思います♪


わたしは現場第一の一般教員。教室に居続けて34年目になります。主人は現在校長先生。教室にいたのは15年ほどで、残りは管理職として学校経営をしています。

わたし達は、理論を作るものと実践するものなのです。立場は違うけれど、教育を推進していくという目的は同じです。双方向の視点で話し合うことができる良さは、間違うことが少なくなるということ。
そして大概の場合、わたし達の考えは一致していきます。


組織のトップになり、意見するものがいなくなった時、傲慢になっていく人がいます。
そんな時わたしは主人に、「あなたにはわたしがいてよかったね。誰よりも厳しい事をいう、わたしがすぐそばにいるものね。」と言います。

教員として現場目線で、経営を行う校長に物申すのがわたしの役目なのです。経験値ならもう34年目になるわたしに勝る者はそうそういません。55歳を過ぎて通常級の担任でい続ける人は、あまりいないからです。

主人は早くから管理職になったので、教育理論への学びは深いものを持っています。休日は出来るだけ学校のことを考えないわたしと違って、ほとんどパソコンの前に座ってあれこれ考えている、ワーカホリックでもあります。

そして、疑問が生じた時には、わたしに考えを聞きます。それに答えることで、また現場から乖離することのない理論構築ができるのです。

ですからわたし達は、夫婦でありながら、教育においてなくてはならないパートナーなのです。

夫としても良い人です。わたしはけっこう身内にはわがままなのですが、主人は相当わたしに甘い人です。ですから、

世界で一番わたしに甘い人が主人で、
世界で一番主人に厳しい人がわたしなのです。


どれだけ甘いかと言えば、例えば夕食後に「プリンが食べたいなぁ。」と呟けば、即買いに行ってくれるくらい甘いのです。
1人で旅行に行こうものなら、それが出張だったとしても、旅のしおりを作るくらい過保護です。


そのかわりにわたしができることは、女性としての振る舞いを忘れないということです。

主人は結婚をする時に、50歳を過ぎた頃のわたしが想像できたのだそうです。その年を超えた今、「想像通りだったよ」と言ってくれる主人は、今はもうお孫ちゃんが世界で1番可愛いようです☺️

教育も子育て。結局は生涯子育てをする、わたし達は、そんなパートナーなのかもしれませんね。

それにしても32年とは…。ずいぶん長く共に過ごしてきたものです☺️

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