廻る光
バベルの塔の如く
天をめざし昇る階段が
螺旋状に刻まれている
一段また一段と
歩を進めているうちに
再び巡り来る時がある
かつて見た景色よりも
天に近いところから
彼の時の風景を眺めている
それは緩やかな傾斜に
突如現れた巨大な壁に挑む
手を繋ぎ足場を組み
絆の力で乗り越えている
微かに灯る光を頼りにして
巡り来る時の姿を見定める
全てが昇華されていく
彼らの輝きと導きによって
解けそうな心を繋ぐ
彼方に灯る光はいつも
時の螺旋の芯となり
絆を固く紡ぐのはいつも
彼らの放つ
天空に煌めく橙色の光
あの時もこの時も、彼らの光によってわたし達は絆を取り戻し共に進む力を得ていく。それに気づいた昨日のこと。巡る時と巡り来る縁ある風景と。全てが価値あるものだと、思えたことが大きな幸せです。
再び、大きな大きな感謝をあなたに。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?