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私達には、愛するチームがある!(ひがし北海道クレインズ )

駆け出す
細胞を燃やし
爆ぜるエンジン

削れる氷
舞い散る結晶
煌く命の火花

歓声沸き
飽和する想い
天へ放て

天翔ける鳥
熱風に乗る
我ら此処にあり


スポーツはなんでも観たいと思っていました。応援を始めたきっかけは野球で、バスケやラグビーも近くで試合があれば必ず観に行くほど。そこから様々な道のりを経て、今はアイスホッケーを心から応援しています。

アイスホッケーを応援する理由について、はっきりと自覚していることが2つあります。
それは熱量と絆。その両方が、アイスホッケーチーム、ひがし北海道クレインズにあるのです。

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駆け出す
細胞を燃やし
爆ぜるエンジン

削れる氷
舞い散る結晶
煌く命の火花

彼らの試合を、スタンドではなく、リンクレベルのボード越しに観たことがあります。KOSÉ新横浜スケートセンターでした。
ベンチから駆け出す時に発するパワーは、まるでロケット発射時の、爆発的推進力のそれでした。

アイスホッケーは、3つ、ないしは4つのセット(DF2人 FW3人の五人組)を入れ替えながら試合を行います。1つのセットは大体40秒くらいを戦い、次々と交代を繰り返していきます。

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40秒間。1分にも満たないその僅かな時間に、およそ60m×30mのリンクを、縦横無尽に高速で駆け巡り、勝利を掴むための攻防を繰り広げます。氷の上をスケートで滑るのですから、陸上を走るよりも格段にスピードがあります。そして、スティックを使い勢いよく放たれるシュートは、時速140〜150キロもの速さになるのです。そのためゴールを守るゴーリーは、全身に頑丈な防具をつけ、さながらガンダムのようです。

一回の出場時間が短い分、瞬間にかけられるエネルギー量は莫大です。1試合に1人の選手がリンクに立ち、闘う時間はおよそ20分間。その間に2400キロカロリーものエネルギーを消費します。数値を見るだけでも、彼らの瞬間に掛ける、パワーの凄さが分かるでしょう。

わたしは、そのエネルギーの燃焼する様が観たいのです。生まれたパワーにより発現する、磨き上げられた技、力強いバトル、勝利への執念に強く心惹かれます。

わたしにはその有り様が「煌めく命の火花」のように思えます。それは、何にも例えようのないほど美しい様です。それがアイスホッケーを愛する1つ目の理由です。

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歓声沸き
飽和する想い
天へ放て

天翔ける鳥
熱風に乗る
我ら此処にあり

ひがし北海道クレインズ は、選手・スタッフ、スポンサー、ファン、それら関わる全てが1つのチームです。

わたし達は2019年の3月に、日本製紙クレインズ からの卒業を経験しました。チームを保有していた、日本製紙の業績悪化による廃部でした。
そこから形態を変え、みんなで支えるチームとして生まれ変わったのが、ひがし北海道クレインズ なのです。

その間に起きたことは、わたし達にとってあまりにも大きなことで、ここに書くことは適切ではないでしょう。ドラマ「ノーサイド・ゲーム」を思い出して頂ければと思います。あのドラマには、当時、多くの共感を得ました。

新生クレインズ となった、最初のシーズンが2019ー2020でした。
わたし達、支える者達にとっても、初めてのことばかりで、意識改革の機会の連続でした。

応援もこれまで以上に懸命にしました。大きな声で、選手の背中を押し続けた試合もありました。メッセージボードを掲げるファンも多くなりました。ポンポンダンスで、ゴール裏を賑わせたこともありました。

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レギュラーリーグ最終戦では、引退する選手のボードを、アリーナのスタンドでたくさんのファンが掲げました。
一部のファンのアイデアに多くのファンが賛同し、一体感を持ってチームを支えることができたと感じました。

わたし達、応援者も共に仲間。みんなで一つのチーム。それは大きな家族のようなものです。クレインズ にはそれがあります。それがクレインズ を愛する2つ目の理由です。


勝利を掴むその瞬間。はち切れんばかりに膨らんだスタンドの想いは、重なり畝ねり一体となり、アリーナから吹き出して天へと昇る。

その想いを上昇気流に変えて、思う存分に選手を羽ばたかせよう。
わたし達はここにいる。未来永劫、クレインズ は氷都、釧路にある。

詩の後半でそう伝えました。
クレインズ はわたし達の誇りであり、もはやアイデンティティであるとも言えるでしょう。

地域に密着する、クレインズ のようなスポーツチームは、そこに住む者達の喜びや生き甲斐です。地域に支えられ、地域を支えるものでもあります。わたし達になくてはならない、大きな愛の対象です。

チームを応援するものとして、その一端にある事が、心から嬉しく幸せです。

最後に思うことは、私達と彼等の間には、相互に思い合う心の交流があると言うことです。それがわたし達の絆を強くしています。お互いがお互いのためにと思い、ただ一つの目標、優勝に向かいます。

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それらが、わたしのクレインズ を応援する理由です。そして言い換えれば、それはとてもシンプルなこと。

わたし達には、愛すべきチーム、ひがし北海道クレインズ がある!


試合中の画像提供は、クレインズ のお友達ゆきちゃんです。ゆきちゃんありがとう☺️

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