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北海道道 NHK「氷都からアイスホッケーの灯が」

「氷都からアイスホッケーの灯が」と題した、釧路のアイスホッケーに関わる番組を観ました。
今ここで起きていることを、北海道の皆様に知っていただくための放送だったと思いました。

4月からずっと注視し続けているファンや、当事者にとっては、立場によってさまざまな見方があったかと思います。

ただ今回の放送で、全く関心を持っていなかった視聴者の中で、少しでも心に留め、問題だと感じてくださる方がいらっしゃれば、放送をした意義があったのだと思っています。

無関心だった人が少しでも関心を持つ。
全くの0が1になり、知ろうとし始めることは大きな一歩です。
そして、今回のアイスホッケーで起きていることは、小さな地域でスポーツチームを支えている、全てのコミュニティーにいつか起こりうることなのです。

番組と共に振り返って思うことは、わたしはもうあの日本製紙クレインズ廃部の時から、覚悟はとっくに決まっていたということです。
毎シーズン終わりに、アイスホッケーを愛する友人達と、「来シーズンも応援できますように」と語り合うほど、チームがいつ無くなってもおかしくはないという気持ちは、緩むことなく持ち続けていましたし、ひがし北海道クレインズには、そのために出来うる限りの支援をしてきました。

ですから、大津キャプテンが番組内で語っていた、このような綱渡りのシーズンを送らざるを得ない状況を、後世に残してはいけないという思いには、強く賛同します。

そのために選手たちは、あえて茨の道へ飛び込んで、傷だらけになりながら前へ進んでいるのだと思います。


釧路で起きている事態の根は、2チームの対立の解決だけではなくもっと深いところにあると、わたしは考えています。
悪役を決めて戦う構図は単純明快でしょう。
でも、そうではない。そんな単純なものではない。
アジアリーグそのもののあり方を再構築し、全チームのオーナーと日本アイスホッケー連盟の協力のもと、太い未来への道筋にしていくことが求められていると思うのです。

釧路にトップチームを残すことが、最終目的ではないはずです。
釧路にトップチームを残すということが、アイスホッケー界の発展のために必須であり、未来への道を残すためなのだということです。

これまでの困難は、その手をつなぐことができなかったからだと考えています。
そこから対立の構図が生まれてしまった。
その構図を解消することは、何としても乗り越えなければならない課題です。

わたしはそう思っています。

道なき道です。
行く先の見えない道のりです。
だから、選手だけに行かせるわけにはいかない。
多くの人たちの歩みで創る道であって欲しいのです。

今回の番組で進行役を務めて下さった、小山凌アナウンサーは、アイスホッケーをこよなく愛しています。わたし達の同志だと思っています。

小山アナとの思い出は、語れば長くなります。
日本製紙クレインズが廃部になる時に釧路局にいて、ファンへ寄り添い続けてくれた人です。
またいつか機会があればnoteに書いてみましょう🤗

札幌局へ異動になっても、小山アナのことはずっと応援しています📣🤗

アイスホッケーを愛する全ての方々が心ひとつにして、この困難を乗り越え未来へ道を繋ぐことを、心から願っています。

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