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2023年4月22日(土)

朝は早くに目が覚めた。起きて冷凍うどんとトマトとブロッコリーをオリーブオイルで和えたものを食べた。
食後にシャワーを浴びてなんやかんやしていたら大学時代のバイト先の先輩から電話があり、近況報告や他愛もない話をした。先輩は「ぼちぼちやってる」と言っていた。先輩とは一年程前にご飯へ行ったきりだったので久しぶりに話せて良かった。近々また行きたい。

昼からはパチンコ屋に併設されている食堂のバイトに行った。去年の10月頃入社して、隔週で働かせてもらっている。今日がアルバイト最終日。なかなか仕事が覚えられず、繰り返し仕事を教えてもらった。最初は洗い物が業務の中心なのにも関わらず、忙しさのあまり目が回って立っているのがやっとという状態で続けられるか不安だった。目の前の皿を洗い終えたと思ったら次が来て、落ち着いたと思ったらまた洗ってと手を止める暇が無かった。
近頃ようやく忙しさにも慣れはじめ、余裕も出てきた。調理をさせてもらえるようにもなって仕事をする楽しみが増えた気がして嬉しかった。

なぜここで働くことにしたのかというとパチンコといえば強面で不機嫌そうな客がたくさんいるイメージがあり、そういった人たちを相手にする飲食店での経験は刺激的かもと思ったから。実際は不機嫌な人はほとんどおらずお客さんの多くが比較的丁寧に接してくださって残念だった。あと高齢者が多かった。

年金の振り込み日の前後は客足が伸び、売り上げも良かった。カイジが最後の大逆転に全てをかけているみたいでこの現象は好きだった。
大当たりや大外れしたお客さんは、態度や表情に出るかと思っていたが皆平静そのものという感じでこれもまた残念だった。
しかし時たまやけに笑顔で入店し、店員への態度が良い客がいるとそれはそれでこちらも嬉しくなった。

そんな仕事が今日で終わった。先輩とのお別れはもっと寂しい気持ちになるのかと思っていたが実際は更衣室で着替えている先輩に「帰っていいよぉ」と言われ、顔を合わせることもなく帰った。
本当にあっさりしていたが、変に気を遣われるよりはいつも通りという感じでよかった。

帰宅して風呂に入り、食事済ませ、布団の中で今日で最後だったんだなぁとしみじみした。また生活する上での楽しさというか、暗い気持ちに飲み込まれないための何かを探していこうと思った。働けて良かったと思っている。

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