アフターコロナのリスタート。キーワードは「再」~「こんにちは、社長の中尾です。」~
こんにちは、オズマピーアール社長の中尾です。
新型コロナウイルス感染対策の規制緩和も進み、マスクを着用していない人も大分増え、東京の繁華街には外国人旅行者も多く見かけるようになりました。いよいよ5月8日には新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行し、行動規制はほぼなくなり、海外旅行に行く人、海外から来る人も激増するのではないかと思います。新型コロナウイルス感染対策の行動規制により、意外に使っていなかったお金を国内外の旅行や買い物に使う、いわゆる「リベンジ消費」を行なう期間が一定あった後、本格的なアフターコロナの日常がやってくるでしょう。もちろんコロナ前の生活様式に戻ることはありません。人類の急激な進歩は、災害や戦争など大きな社会的トラブルによると言われる通り、テレワークやDX化などいずれそうなるだろうと思っていたことが、コロナ禍でぐっと進みました。個人的に一番大きな変化はやはりテレワークですね。(ちなみにこれも在宅で書いています。)週1程度ではあるのですが、資料を作る時などは集中できでいいですね。またテレワークをやってみることで改めて出社して多くの人と一緒に同じオフィスで働く良さも感じます。リアルなコミュニケーションで多くのことが伝わること、ちょっとした雑談からヒントが得られること、聞こえてくる社員の会話から仕事の状況がわかることなど、オフィスで働く価値を意識するようになりました。
あと飲み会が減りました。新型コロナの規制が緩和されても感染への警戒心は人それぞれであることもあって、飲みの誘いの声をかけあうことが減っていることもありますが、そもそも人付き合いの内容が変わってきたように思います。人間関係も、仕事から家族や地元へとより身近な方々との関係が増えました。飲み会も、接待や仕事仲間との飲食店でのものから、家族や近所の方との地元での家飲みへと変わりました。飲み会が減ったせいなのか、読書や勉強する時間が増えました。またテレワークが増えたり、接待などが減ったりしたことによるのでしょうか、買う服も変わりました。スーツ類はほとんど新調していません。買うのはオフィスでも普段着でも着られるようなカジュアルなものです。犬の散歩も今までより楽しめるようになっています。今の季節は、散歩をしながら、うぐいすの鳴き声を聞き比べて、勝手に鳴き方に点数を付けています。こうつらつら書いてみると、生活意識の重心が仕事場から家の周辺に移行したということですかね。
では、アフターコロナになったので、コロナ前の通り(の生活様式?意識?行動)になるかというとそうはならないでしょうね。私の場合は生活意識の重心が身近なところになったということのようですが、他の方々はまた違うかもしれません。ですが、コロナ前とコロナ後で何かしら生活意識が変わってしまって元には戻れないという方は多いのではないかと思います。アフターコロナの新たな生活意識、新たな「あたりまえ」で生活していくことになるでしょう。
そして、そこに物価上昇。改めてモノやサービス自体の価値の見直しが行われています。そもそもこのモノやサービスがどういう意味を持っているのか、どういう背景を持っているのか、あまり気付かれていないけど実は貢献している潜在的パフォーマンスは何なのか、実は社会課題に対し貢献しているパフォーマンスは何なのかなど、改めて丁寧にモノやサービスの価値を見つめ直すことになってきています。そのものさしは、アフターコロナの新しい生活意識、新しい価値観です。 伝える側になったら、その新しい生活意識、新しい価値観に照らし合わせ、モノやサービスの根本的価値を伝える必要があるということです。ちょっと話はそれますが、先日のWBC日本代表チームは、もちろん優勝することを目指していましたが、それと同じ位、野球というスポーツ自体の魅力・楽しさを世界に伝えることを意識して挑んでいたと思います。それぞれのモノやサービスにおいても、何かそのような根本的な価値向上に向けたアプローチが必要になってくるのではないかと思われます。各企業がパーパス(社会的存在意義)を定めているのもその流れでしょう。そもそもわが社の存在意義って何だっけ、という価値の問い直しですね。
アフターコロナの新しい生活意識、新しい価値観で、価格の上がったモノやサービスの根本的価値を見直し、生活の新たなポートフォリオを作って、さあリスタート!皆さん、そんな気分ではないでしょうか。 その価値観を見出し、伝える、循環経路を作ること、それが、PRカテゴリーの、ひいては社会デザイン発想で「世の中に新しい問いを立て、新しいあたりまえをつくる」を標榜しているオズマグループの存在意義なのかなあと考えております。
新しい年度になりました。
引き続きオズマグループをよろしくお願いいたします。
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