なぜ、子どもも旦那も協力してくれないのか？
最近のセッションで立て続けに出ていた話題。
「よく考えてみたら、ちゃんと家族に言ってない」。
これって、ものすごくよくある話で。
あなたも、思い当たるふしがあるかもしれない。
たとえばママさんで起業しているとして。
お子さんに
「今は仕事だから来ないで」
しか言ってない。
すると、お子さんは
「ママはぼくが嫌いなんだ」
「仕事の方が大切なんだ」
と思ったりする。
すると、一見
「邪魔」
と思えるようなことを子どもがしてきたりする。
はっきりとZOOMに映ってきたり、
体調不良になってみたり、
ワガママを言ったり。
主張の仕方は色々あれども、
「仕事がやりにくい」
状況を作り出したりする。
でもこれって、
ママの邪魔をしたいわけじゃない。
「ぼくは不要なのかな？」
「わたし、邪魔なのかな？」
「ほんとは、好きじゃないのかな？」
という不安のあらわれなのです。
「だいじょうぶだよね？」
という確認なのです。
お子さんだけじゃなく、
旦那さんも不安になっているケースがある。
「なんか変なことにハマってない？」
「宗教なんか？」
「またお金使ってる？」
と怪訝な顔をされる。
これも邪魔したいわけではなく、
「家族を愛すればこそ不安」
なんですね。
けれども、当方としては
「なんで邪魔をするのかしら？」
と思ってしまう。
で、実はそういう誤解が生まれる原因は
「それくらい、分かるでしょ」
「なんで分からないの」
「分かってよ」
という
「思考のクセ」
なんです。
親に対して「わかってほしい」が強いと
旦那さんやお子さんにも投影するので、
親にしてほしかった
「わかってよ」
を旦那さんとお子さんにもやってしまうのです。
これが、いさかいの原因ですね。
この解決法は「言ってみる」ということです。
「私は人生で〇〇を大切にしたい」
「こういう思いで、〇〇をやっている」
「これからも、〇〇をやっていきたい」
そして
「あなたは大切な人」
「大切だけれども、〇〇も大事」
「だから、バランスを取りながらやりたい」。
そういうことを、伝えていく。
もちろんこれは、否定されることもあります。
相手には相手の考えがありますからね。
子どもには、子どもの事情があるし。
ここで、双方の意見をすり合わせる
「対話の技術」
が必要になってきます。
「感情をぶつける」
「正論を言う」
「自分の意見だけ通す」
のは「対話」になりません。
やはり「双方向のコミュニケーション」
が必要になってくる。
けれども、「思考のクセ」というのは根深いもので、
「どうせ分かってくれないんでしょ」
「言っても聴いてくれないじゃない」
「否定されるくらいなら言わない」
という発想に、無意識になってしまう。
これは「わかってもらえない」を前提とした
「思考のクセ」
です。
「絶対に否定されたくない」
というのも、もちろんクセです。
ねー、クセがずいぶんと人生を邪魔しています。
大切なことは
「あきらめずに、ホンネを冷静に伝える」
なんですが、ついクセが邪魔をして
「もういいや」
「言っても仕方がない」
「わたしが我慢すればいいでしょ」
と、無意識にあきらめてしまう。
これが、やっかいなんです。
じゃぁ、どうしたらその「クセ」が
軽減してくるのか？
ということなんですが、それこそが
「相互受容」
なんです。
「お互いに、受け入れ合う」
という体験。
「クセ」で関わるのではなく、
ホンネを開示してみる。
一度は否定されても、ちゃんと誤解を解いていく。
そして、相手の意見を受け容れ、解決の道を探っていく。
そういう経験こそが、
「分かり合える」
という感覚を育てていくんです。
これは、練習が必要です。
幼いころからの
「人との関わり方のクセ」
を直すのは、容易ではないからです。
けれども、それにしっかり取り組んでいくと、
どんどんクセが見えてきて、
どんどん軽くなっていく。
そういうことを「ホンネ対話」ではやっています。
それは近道ではありません。
魔法もない。
インスタントなテクニックではない、
わりと、大変な道です。
でもだからこそ、変わる。
変化が起こる。
「分かってほしい人」から
「分かってあげられる人」になる。
そうしたら逆に、じぶんの意見も通るようになります。
そういう「新しい自分」を育てていき、
ビジネスにも応用していこうというのが、
「ホンネ経営道場」です。
https://03auto.biz/clk/archives/rissaf.html?s=[[sno]]&u=[[uid]]
4月中にお申込みされると、個別セッション1回追加になります。
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