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冷凍食品のジレンマ


さてお腹が空いたぞという時、何を食べたいか自分に問いかけたら冷凍チャーハンであった。

しかし家の冷凍庫にはストックがない。

近くのコンビニなり、まいばすけっとに行けばすぐ手に入るのだろうが、なんか、冷凍食品を買ってきてすぐチンして食べる、というのは冷凍食品のチャームポイントの一つである爆裂に日持ちする保存食、としての役割を排除するものであって、損した気分というか使い方間違ってますよ、という感じ。

もっと言えば、長期保存できる、という点が価格設定の際のバリューとして乗っかっているのであれば、たとえば300円の冷凍食品で50円分は冷凍保存を可能にする代、として計上されているのであれば、それはもう完全に50円を損することなのであり、ケチなわたくしには贅沢といえましょう。プッチンプリンをプッチンしないで食べる、というのと同じで。

となると少なくとも買ってから1日くらいは冷凍庫で大切に寝かせてから食べてあげたいのが心情。じゃあ冷凍じゃないチャーハンを食べればいいじゃない、と自分の中のアントワネットがささやきますが、違うのよマリー、冷凍チャーハンと非冷凍チャーハンは海とプールくらいの違いがあるんだわ。泳げればいいってわけじゃないのよ人工感が欲しい時もあるのよ冷凍チャーハンが食べたいのよ。

ちなみにコンビニで売ってる冷凍食品はコンビニという販売業態ゆえに即席に食べることを目的にしている感があるので即席に食べても罪悪感がない。言葉は結局何を言うかではなくて誰が言うかなんだよ、というのと似ている、いや似ていない。

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