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お座敷の神様に喚ばれて


あれは2012年の暮れのことだった。

当時は沖縄で会社員をしていた23歳の私は、

その日、初めての「お座敷遊び」を体験した。


場所は福島県会津若松市にある東山温泉。


全国から20名ほどの男女が集まり、

芸妓さんも7名おられる中で体験した、

人生初のそれ。



今、振り返ると、

私にとって、このお座敷に経験したかどうかは、

人生を左右する一大局面だった。



まさかこの体験が、後の人生に大きく影響を与えるとは想像もしていなかったが、結果的にこの日の経験が、後の人生を左右することになる。



当時は、後にこんな未来が訪れるなんて、想像もしていなかった。



・お座敷の後、一週間以上も幸福感が続いている未来

・純米生原酒の美味しい日本酒を飲むたびに喜びに浸っている未来

・自前の和服を仕立てている未来

・お座敷での芸妓さんの踊りに感極まって涙している未来

・「お座敷は先祖供養なのです」がキャッチフレーズになっている未来 

・お座敷で日本人としての遺伝子が目覚める未来 等々..



お座敷を経験できたことで、

その後に、想像もしていなかった別世界が待っていたのだ。



さらに、周囲にお座敷について語り出すことが増えていくと、

周りからの見られ方も変わっていった。



「お座敷について語る瞬間が一番イキイキしている」

「お座敷の話になると目の輝きが違う」

「お座敷となると異次元に楽しそう」



こんな声が聞こえ始めて。



さらに、お座敷の主催に関わり出すと、

またもや、想像を遥かに超える未来が待ち受けていた。



・お座敷のことを語るだけで、周囲の人まで熱を帯びていく未来

・全国各地でお座敷遊びをしている未来

・お座敷の主催者になっている未来

・全国から集う素敵な方々とお座敷後の余韻に浸っている未来

・お座敷の師匠から「あとは任せた」と言われている未来

・ドメイン「ozashiki.jp」を取得している未来

・芸妓さんから直接、全国のお座敷文化継承の願いを託されている未来 

・お座敷文化の継承が自分のミッションにまでなっている未来 等々..



この未来は、今も尚、更新され続けていて。

この先、何が待っているのか、まったくもって想像が追いつかない。



初めてお座敷を体験した時から今日に至るまでの道のり。

これは、神様に導かれているとしか思えない出来事の連続だった。



もしお座敷の神様がいるのであれば、

そのなんともお茶目な神様に導かれ、

経験を重ねることになった「お座敷」という場。



その素晴らしさを、

たいせつな人と、たいせつに分かち合っていきたい。

そんな思いを込めて、記事を書かせていただきます。



いつの日か、お座敷でお会いしましょう。


お座敷レッド拝

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