生活者の音楽

夕べ「蜜蜂と遠雷」の映画版を見ました。登場人物の高島が言う「生活者の音楽」という言葉にすごく引っかかっています。私も彼ほど極端ではないですがピアノが好きで,でも才能に恵まれなくて,でも音大マグレ合格しちゃって,卒業しちゃった系の人生ですが,思考の過程であっても「生活者の音楽」なんて考えを持ったことは一度もなかったし,芸術(音楽)は絶対的なものであって,音楽は音楽。○○の音楽なんて分けられるはずもなく,ある意味誰に対しても平等なものだとずっと思っています。彼は物語の中で,それに気づいていくのですが,イヤイヤあのレベルではじめ気づいていないことにすごく違和感を感じでしまうのです。小説版ではそこそんなにこだわってなかったと思うんですけどね・・・。

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