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UIデザインのはなし

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実際に実務で参考にできそうな、UIデザイナーさんのお役立ち記事をまとめています。
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2021年7月の記事一覧

検索結果の絞り込み・並び替えUIの観察

先日、検索結果の絞り込みUIの検討をするために事例を調べたところ、意外にもアプリによって様々な違いがありました。面白いテーマなため観点ごとに違いを整理し、メリット・デメリットや設計意図を考察しました。注目した観点は以下の7つの点です。 これらの観点をもとに以下の条件で12のアプリを調査しました。 1. 絞り込み・並び替えボタンの配置 まずは、絞り込み・並び替えボタンの配置場所について。ボタンの配置場所は大別するとこの2種類です。 それぞれの事例をみていきます。 A.

iOS とAndroid の違い クロスプラットフォームのアプリデザインで特に気をつけるべき点

私が一番最初にAndroid アプリをデザインしたのが2016年の初夏頃で、その頃はまだiOS・Android とデザインが違うのが主流でしたが、2021年現在のアプリはiOS もAndroid もプラットフォームごとの細かな違いはあれどほぼ同じデザインが主流となっています。 これは2016年の10月にAndroid APIがBottomNavigationView に対応してからじわじわ浸透していった変化だと考えているのですが、その辺の歴史の話は省略します。プラットフォーム

アプリでの物件探索をよりスムーズに。物件ページのリニューアルとその後

こんにちは!カウカモの田中です。去年11月に、カウカモアプリの物件ページが大幅にリニューアルされました。 「一点もの」の住まいとの出会いを提供するカウカモにとって、物件ページはいわばアプリの顔とも言えるメインコンテンツ。そのリニューアルから約半年が経過したということで、リリースの背景やその後の変化について振り返ってみたいと思います。 リニューアルの背景一般的に物件には、価格・間取り図・内装・地図・築年数など様々な情報があり、住まい探しではそれら一つひとつの情報に目を通して

フードデリバリーサービス4つのUIを比較してみた | UI/UX Journal vol.19

リモートワークになり、ランチも自宅で、外食も気軽にできない...そんな状況下で、ここ1年よく使うようになったのが「フードデリバリーアプリ」です。 すてきなUI/UXを求めて、新しいフードデリバリーサービスが出るたびに片っ端から試してきたので、今回はその中の4つをピックアップしnoteを書いていきたいと思います。 ※日本全体のユーザー数で見ると、他にも出前館・楽天デリバリー・menu・dデリバリー等が主要サービスとされているようですが、今回は個人的に好きな/よく使うサービスを

5選 - 無料でUI/UXデザインが学べる英語圏ブログ

みなさん英語圏のデザイン業界のブログって読んでますか?私は積極的に英語圏のUI/UXブログで情報収集するようにしています。理由は情報量の数が圧倒的に多いと感じているからです。世界の約78億人の住民のうち、13.5億人が英語を話します。ただし、大多数は英語を母国語としない人です。そのため英語を母国語としない人々も英語で記事を書いていることが多く見受けられます。なので拾える情報量が日本語よりも何倍も多いのです。 ここでは皆さんに私のオススメのとてもタメになる英語圏のブログサイト