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【とても、個人的なこと 6】地球のクッションに包まれて

「こだわりをもってやってるサウナセッティングは、いいのか?」

営業後に確かめてみた。
結論、"何も間違ってなかった"ことをリアルに実感。なんだか泣きそうになってしまった。

水撒きと換気で温度と空気をノンストレスにリセットしつつ、石はアツアツ。まずはここからスタート。温度計は85℃そこら。しっかり息が吸えるので、深呼吸しながらまずは体の芯まで温める。温度をひとしきり感じたら、ここでひとロウリュ。ぐっと体感が上がり、じんわり汗の気配を感じ取る。が、ここで欲しがりすぎない。まだまだ息が吸えるので、ロウリュを思ってるよりもゆっくりと味わう。ロウリュは飲み物。そして、ふたロウリュ。また、ぐっ。飲む。体の深部の温もりと表面の温もりのバランスが取れてくる。

「そろそろ出ようかな、どうしようかな」

そんな刹那、ドンピシャのタイミングで、サウナ番からキンキンに冷えた水分と掛水が与えられる。水を得た魚。「もう少しだけ、ここにいさせて」少しだけ生まれた感覚の隙間に、注ぎ込まれるロングロウリュ。最近こだわってるブレンドアロマの香りと蒸気、そして原始的な感覚を呼び起こす、石が奏でる耳心地のいい音色。欠けていた何かが満たされる感覚に包まれ、溢れ出るのは感謝。こんなの、人にしかできないよ。

サウナを出れば、川の水、そりゃいい。
見上げれば満天の星、そりゃいいよ。

外気浴中、スーッと落ちる感覚の先に、地球のクッションを感じた。やっぱり、感謝。こうなったら、森羅万象に感謝の念が生まれる。無敵モードは、感謝の膜に覆われてる。

僕たちはサウナを通じて、感謝を増やしてるんだ。

どの要素も欠けてはいけないけど、何も特別なことは必要ない。今やってることを突き詰めて、こだわり抜いていく。「本当のこと」は、そこから生まれてくる。

何も間違ってない。

早くサウナ温めたいなあ。

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