おゆう

The Saunaで言葉を紡いだりしています。「生きてて良かった」を増やすお仕事。最近…

おゆう

The Saunaで言葉を紡いだりしています。「生きてて良かった」を増やすお仕事。最近は本屋を作りたいです。日常の「ぽ」を集めてます。|自然|銭湯|本屋|サウナ|暮らし|揺れるように生きる

マガジン

  • とても、個人的なこと

    巣食う感情や言葉を掬うことで、自分を救うための個人的なことを垂れ流してます。こんな人もいるんだな〜という気持ちになれるかもしれません。

  • サコト、サモノ

    サウナ好きを拗らせたおゆうが、サウナにまつわる情報を「モノ」と「コト」を徹底的にまとめていっています!※サウナのモノ=サモノ、サウナのコト=サコト

  • おゆうのUIトレース日記

    25歳を目前に突如UIデザイナーを目指し始めたデザイン知識0スーパーフリーターの奮闘記✍️

最近の記事

【とても、個人的なこと 13】ほんとのこと

「ほんとのこと言ってるな〜」 が、多いコミュニケーションは気持ちがいい。 ここでいう「ほんのとこと」は何も世の中の真理や正しいこと(正確には正しそうなこと)ではなく、"その人の言葉"で発せられたエネルギーそのもの。言ってる内容への共感ではなく、溢れ出る心の振動みたいなものを受け取ること自体に人間としての本能的な充足感を覚える。いい音が鳴り響いて心地よかったり、興奮するライブ感。 人生の中でそのライブを長く楽しむためには、自分も「ほんとのこと」でエネルギーを発していきたい

    • 【とても、個人的なこと 12】人生のツケ

      西暦を表す4桁の数字。 毎年、その4桁が馴染むのに体感で約半年はかかっている印象がある。新年最初の3ヶ月には、書類の二重線が増える。 そのはずなのに、今年の"2024"の4桁は肌なじみがいい。すっかり今年の表記として、堂々たる面構えをしている気がする。"2023"はとっくに懐かしい存在になってしまったなぁ。光陰矢の如し、烏兎怱怱、歳を取るごとに1年が早く過ぎることはジャネーの法則というらしい。人生の中での1年の比率が小さくなっていくから、心理的に1年が短く感じてくるという主

      • 【とても、個人的なこと 11】28歳の現在地

        今年も紛うことなく歳を取りました。 28歳になったみたいです。 朝、いつものお気に入りの場所に注ぐ光があまりにも美しくて、なんとなく文章を書きたくなったのでつらつらと。 "25歳"というなんとなく節目チックな響きのある年齢を超えてからの数年は、歳を重ねることにあまり感慨深さを覚えることはなかった。「今年もそうかな〜?」と思っていたけど、意外とそんなこともない。28歳も自分の中では無意識に節目チックだったらしい。理由を考えてみたけど、具体的に思い当たる節があるわけではなさそ

        • 【とても、個人的なこと 10】ぼくらの灯台

          Netflixで配信された『LIGHT HOUSE』を摂取した。 星野源さんとオードリーの若林さんが約1ヶ月に1回集まり、"悩み"や"日常の出来事"について対話を重ねていく番組。この2人のトークが聞けるだけでありがたい限りだが、毎話トーク内容やトーク場所(場所やシチュエーションが毎回変わるのも醍醐味)に合わせて源さんが新曲を卸しちゃうのだ。全6回なので、新曲が6曲。2023年8月現在、生きてて良かった。 LIGHT HOUSEは直訳すると"灯台"。「悩める人々の明かりを照

        【とても、個人的なこと 13】ほんとのこと

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        記事

          【とても、個人的なこと 9】おばあちゃんがおらんくなった①

          6/18 大好きなおばあちゃんが死んだ。 火入れのために6:00前に目が覚めた。スマホを見るとお母さんから着信が2件。3:24と5:09。たまに酔っ払って夜中に電話がかかってくることはあったけど、2回もかかってくることはない。嫌な予感がする前に、反射で電話を掛け直してた。泣きじゃくっているお母さんが出た。 「おばあちゃん死んじゃった」 「お母さんが3時過ぎに帰ったら、いつもは起きてくるのに起きてこんかった」 「帰ったよって声をかけても、返事がなかった」 「触ったら冷たくな

          【とても、個人的なこと 9】おばあちゃんがおらんくなった①

          【とても、個人的なこと 8】立ち止まってしまったので、ただ歩くように書く

          今日はっきりと意識した、立ち止まってる感覚。 何に向かって歩いていけばいいのか分からなくなってしまった気がする。ちょっと前までは、分かってたと思うんだけどな〜。 一方で「ただ歩けばいい」って感覚もあるので、ただぼーっと歩くように文を書いてみている。 内向きと外向きの矢印の向け方もバランスがしっちゃかめっちゃかになってる。両方に引っ張られて、身動きが取れなくなっているような、そんなイメージ。自分も含めて、内向きになってる人がここ最近は多い気がする。悪いことではない分、何かの

          【とても、個人的なこと 8】立ち止まってしまったので、ただ歩くように書く

          【とても、個人的なこと 7】リリックをしたためる

          『ラップスタア誕生』にはまっている。 さまざまなバックグラウンドをもったラッパー達がオーディションを勝ち抜き、その名の通り"ラップスタア"を決める番組だ。 ここ1.2年は耳にする音楽がすっかりHIPHOPばかりになってきていて、番組の存在もその傾向に拍車を掛けたように思う。去年出演して、優勝こそ逃したものの大躍進を遂げてる「skaai」は2022年おゆうが最も聴いたアーティストだった。身なりもかなり影響を受けてしまってる感は、否めない。 アーティスト自身の内から湧き出る

          【とても、個人的なこと 7】リリックをしたためる

          【とても、個人的なこと 6】地球のクッションに包まれて

          「こだわりをもってやってるサウナセッティングは、いいのか?」 営業後に確かめてみた。 結論、"何も間違ってなかった"ことをリアルに実感。なんだか泣きそうになってしまった。 水撒きと換気で温度と空気をノンストレスにリセットしつつ、石はアツアツ。まずはここからスタート。温度計は85℃そこら。しっかり息が吸えるので、深呼吸しながらまずは体の芯まで温める。温度をひとしきり感じたら、ここでひとロウリュ。ぐっと体感が上がり、じんわり汗の気配を感じ取る。が、ここで欲しがりすぎない。まだ

          【とても、個人的なこと 6】地球のクッションに包まれて

          【とても、個人的なこと 5】視点

          自分の人生は、「より多くの"視点"を得ること」だと自覚してる。 何か1つの事象を目の当たりにしたときに、1つの視点だけで完結させてしまうのはなんだか勿体無い気がしてしまう。せっかくなら、色んな見方で面白がりたい。お米をずっと噛んでると、一旦味がしなくなって、それでも噛み続けると甘くなってくるみたいに。なんでもない1つの事象を、髄までしゃぶりたい。 そのためには「視点」が必要。人の話を聞くのも、"視点の獲得"のためだ。聞く話はできるだけ、ニッチでパーソナルであればあるほどい

          【とても、個人的なこと 5】視点

          【とても、個人的なこと 4】日の長さ

          着実に、長くなってる。日が。 いつもと同じ時間に火入れに出て、 「あれ、割と明るいな。嬉しっ」 いつもと同じ時間に帰路に着き、 「あれ、まだ明るいぞ!嬉し!」 なんでこんなに嬉しいんだろう。 長い冬が明けたファンファーレが鳴り響いて、心の高揚が抑えられないような感覚。「お、きたきた、これこれ!」と冬の間抑圧されてた何かしらのエネルギーがざわつき始める。野生的な本能なのだろうか。動物が餌を探し始めたり、草木が芽吹き始めたりするときも、「お、きたきた、これこれ!」なホルモン的

          【とても、個人的なこと 4】日の長さ

          【とても、個人的なこと 3】日記を書くこと

          「日記の時代になる確信が強まっている。」 と、ブックコーディネーターの内沼晋太郎さんがTwitterで呟いていた。 本当にそう思う。「日記の時代がくる」まで思ってはいなかったが、個人的な興味関心が「日記的なもの」すなわち「ごくごく個人的なこと」に傾いていたのは確かだ。この日記のタイトルは、それをそのまま記してる。 もう情報をまとめることはAIがやってくれる。じゃあ人間として残せるものはなんなのか。それは五感で受け取ったリアルなこと、まとまらない感情の機微、非合理的な人間

          【とても、個人的なこと 3】日記を書くこと

          【とても、個人的なこと 2】しあわせの閾値

          「しあわせの閾値は、低い方がいいよね」 的な話をしてた。全くもって、そう思う。 自分は相当しあわせを感じるハードルが低いと自負してる。まず、基本的に気持ちいい日光と共に早起きができたら、もうそれだけで最高。ご飯は美味しく炊けたお米と卵があれば万々歳だし、バナナがあればハッピーオブザイヤー受賞。自分の世界を広げる媒体として、本が読めれば文句なしにしあわせだ。あとなんだろう、掃除するときもかなりしあわせを感じるな。しあわせというか、快楽に近い何か。サウナ室の木屑を掃き掃除して

          【とても、個人的なこと 2】しあわせの閾値

          【とても、個人的なこと 1】夜の散歩

          2023.3.25 「夜の散歩は、許してもらった気分になる」 そんなことをふと思いながら、少し霧がかったいつもの道を、いつもと同じつもりの自分で歩いた。雪が解けて、歩きやすい。本当にどこまでも行けてしまいそうだけど、実際は山道とか怖いんだろうなとか、どっかで足の限界が来て動けなくなったらどうしようとか、考えてるうちに家に帰る。家の吸引力。そんなしょーもないことも、夜は懐が深いから許してくれる。自分のどうしようもなさを許してもらうために、人は夜な夜な外に出る。 ふと文章を

          【とても、個人的なこと 1】夜の散歩

          2021年を生きた今のこと、感情や思考の爪痕のようなものたち

          年の瀬、忙しなく過ごしています。 新しい土地、新しい出会い、新しい感情、新しい言葉、 たくさんの新しさに巡り合って上書き保存されていくような日々を過ごすと、いざ1年を振り返ろうと思っても、その時感じたことをそっくりそのまま再現することはできないし、都合のいい解釈でその時の感情を消費してしまいそうな感じがする。 その、今や思い返すことができないけど確かにそこにあったものが積み重なって、今の自分が存在している。と、すれば、今自分が感じていること、考えていること、それがこの1年

          2021年を生きた今のこと、感情や思考の爪痕のようなものたち

          僕、野尻湖に戻ります

          ヘルパーとして約4ヶ月過ごしたLAMPを卒業して早2ヶ月。今度は正社員としてLAMPに、野尻湖に、舞い戻ります。 . 今年の3月に、東京を離れ長野県信濃町にあるゲストハウス「LAMP野尻湖」で居候生活を始めた。きっかけは、野田クラクションべべー(通称:べべさん)の偏愛から始まった日本で随一のフィンランドサウナ「The Sauna」へサウナ修行に出かけるためだ。 (写真) 決して行きやすいとは言えない信濃町という長野の辺境に、県内外からさまざまな人が訪れてゆるやかに交差

          僕、野尻湖に戻ります

          大山に2ヶ月住んでみた話

          こんにちは、おゆうです。 約半年ぶりにnoteで記事を執筆するに至っているわけですが、意識しないと本当に文章を書かなくなってしまうものだなぁ…と改めて痛感しております。忘れてしまうことばかりの人生、言葉を残していこうな。 余談はさておき、本題へ。 今僕はご縁があって鳥取県にある大山町にいます。中国地方最高峰の名峰「大山」という自然の宝庫に身を置き、人生のお暇を頂いているところです。 そのご縁というのが、以下の求人です。 4月にこの求人を知り、7月から大山町に移って早

          大山に2ヶ月住んでみた話