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【とても、個人的なこと 1】夜の散歩

2023.3.25

「夜の散歩は、許してもらった気分になる」

そんなことをふと思いながら、少し霧がかったいつもの道を、いつもと同じつもりの自分で歩いた。雪が解けて、歩きやすい。本当にどこまでも行けてしまいそうだけど、実際は山道とか怖いんだろうなとか、どっかで足の限界が来て動けなくなったらどうしようとか、考えてるうちに家に帰る。家の吸引力。そんなしょーもないことも、夜は懐が深いから許してくれる。自分のどうしようもなさを許してもらうために、人は夜な夜な外に出る。

ふと文章を書こうと思った。しばらく書くことから離れてしまってたけど、忙しない日常の中で埋もれたり通り過ぎてしまいそうな感情や言葉を掬うことが、自分を救うような気がして。毎日文章や音声日記を録ってた時は、うまく自分と向き合えていたような気もする。

かなり壁にぶち当たってる。結構長めに正面衝突。丁度1年前に綴った文章も似たようなテンションだったな。いいやつって分かってるし尊敬する部分もあるんだけど、根本的な部分でなんだか苦手なタイプだから2人きりではなかなか遊びにはいかない友達、みたいな感じになってきてるよ、春が。そう、花粉もあるし。もう分かったから、花粉、すごいよ、お前はすごい、もう降参です。頼むから、LINEギフトでなんか送るから、受粉に専念して。僕の粘膜じゃ、君を幸せになんかできやしないよ!

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