見出し画像

泣いちゃった、誕生日


2024.04.30


インスタグラムでも投稿したが

2日前、私は誕生日を迎えて27歳になった。

高校生から10年
小学生の頃から数えたら20年経っているらしい。

こんなに生きてて、すごい。

小学生の私が友達と交換したプロフィール帳の
LOVEコーナー(恋愛のことを書く欄)にあった

結婚するなら?の問いに

「20歳」と

ハタチの自分に大きな期待を込めて
描いていたことを覚えている。

そう、小学生にとっては
20歳なんて、大人の中の大人なのだ。

それが27歳ときたらどうだ。

とっくのとうに結婚して小学生くらいの子どもがいるだろう、なんて考えていた。

小学生の私よ、すまんな、結婚はしていない。


でもちゃんと、大人になってるよ。


ばあちゃんたちが大人のプロだとしたら

私はまだ、大人のビギナーといったところか。

となると、かあさんたちは、大人のアマチュアくらいか。

なんて、ぼーっと人生の階級について

考えていたら0時を迎えた。



ちなみに、今年の誕生日は
イベントの日と重なった。

子どもたちと
いつも教室で使っているキットパスを使っての
ワークショップとして出店。

教室の先生も一緒に。娘ちゃんたちも一緒に。

とってもいい天気で

大好きなお絵描きを通して

おしゃべりしながら、描いて、塗って、

のんびりテントの下で過ごした。
とっても楽しかった。


イベントの間に、友達や家族から

おめでとうとメッセージが届く。

うれしいな、覚えていてくれて。

誕生日って、小さい頃は本当に特別だったし

大きくなるのが、楽しみで仕方なかった。

プレゼントを選ぶのが、嬉しくて嬉しくて。

ろうそくの火が毎年増えていくのも、
吹き消したあとのけむりのにおいも、
ハッピーバースデーの手拍子も、全部特別。


でも、

今年は何故か、嬉しさの中にも

どちらかというと

ちょっぴり不安も混ざってた。

毎日、楽しいことはたくさんあるのに

これからのこと

地図を広げて色々みたいのに

大丈夫かな
私はちゃんとその場所にいけるかな、と

見えない未来に心を揺さぶられる瞬間がある。

これ、30代前後に現れる心の現象で、
ちゃんと名前があるらしい。
(クォーターライフクライシスというらしい。)

そんな中

「ユグちゃん、きたよ!」と突然現れたのは

私の大好きな親友。

お祝いを兼ねて
遠いのに1人できてくれた。

突然のサプライズに

びっくりして、うれしくてたまらなかった。

イベント中だったので
ちょっと休憩をもらって
暑かったのでかき氷を買った。

それから川の近くで、2人で話しをした。

「ユグちゃん、元気かなあって、思ってね。今日誕生日じゃけぇ、行ってくるわ!って決めて、子ども、家でみてもらってね、1人で来たんよ。」

あ〜、この子と友達になれてよかった、と
心から思って、思わず涙がこぼれた。

元気かな、って気にかけて会いにきてくれる

こんな素敵な友達がいること、当たり前にせずに大事にしたいなあ、と思ったから。


嬉しくて、じーんとして、それで泣いてしまった。

ありがとう。

日々を常に頑張ろうとしなくたって

無理に大人になろうとしなくたって、いいや。

そう感じた。

きっと

一生懸命な人ほどこんなことを思ってしまう。

この仕事を上手く、自分のものにして
「頑張らないと」

育児をしながら
「しっかりした親にならないと」

「勉強しないと」「いい結果を出さないと」

「認めてもらわないと」

「この人の、この子のために」


心をぎゅーっとしてまで、思わなくていい。
考えすぎなくていいよ。

ちゃんとやってるからね。

成功談が多すぎる世の中だけど

比べず、ゆっくり自由に夢を見て

年を重ねていけばいい。


川辺でかき氷を食べながら、泣いちゃった誕生日のこと、きっと忘れないと思う。

おめでとう、ありがとう、毎日。


今年はなにをしようかな。

なんでもできるよ

できないこともきっとあるけど。

長い目で見つけたらいい。

だってまだ、ビギナー級の

大人だからね。


🔰oyug.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?