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社交不安の娘、初めての子犬に不安になる

2023年一発目のnoteである。
年末年始はバタバタ、怒涛の日々。
我が家に新しい家族(わんこ)がやって来たのである。

昨年夏から犬をどうしても飼いたいと言っていた小5娘。念願叶い、冬休みと同時に、子犬を迎えることになった。
社交不安の娘は、他人と関わるのが苦手で、2年前から不登校になっている。その娘がこの子がいい!と選んだ子犬である。毎日悶々と過ごしている娘にとって、かけがえのない存在になるだろうし、子犬のお世話をすることで、自分と他者(犬も他者ではある)との繋がりを感じたり、犬に関わるコミュニティに参加できたりと、他者と触れ合う良いきっかけになると期待している。

子犬の名前は『テンちゃん』。
トイレトレーニングしたり、ご飯を作ったり、遊んであげたり、息つく間もなく、家族全員でお世話している。
テンちゃんは初めての環境のせいか、元気だけど下痢が続き、すでに病院デビューも果たした。

そんなこんなで1週間たった頃、娘が衝撃の言葉を言うのである。
『テンちゃんが私を嫌いみたい。他のみんなにはしっぽフリフリするのに、私が来てもシラーっとして、噛みついてくる』

やはり、社交不安は、犬に対しても適用されてしまうのだろうか。
『ゆうちゃん(娘)がたくさんお世話してるから、きっとお母さんみたいに当たり前の存在になって、甘えちゃうのかもね。』とフォローしたのだが。こだわりと思い込みが強い娘は、納得しない。

『私もお父さんみたいにしっぽフリフリされたい。私は土なんだ。お父さんはダイヤモンド。もう、お世話したくない。』
土、ダイヤモンドの例えは、マイクラからきている。土は、どこでもあってちっともドキドキしないけど、ダイヤモンドは、見つけるとドキドキ嬉しくなるということである。

『じゃあ、しばらくテンちゃんから離れてみてみたら?』と提案。
それでも、結局テンちゃんの可愛さに負けて、ゲージの中に入り、テンちゃんに噛みつかれ、嫌われているを連発する娘。

犬は群れで生活する動物なので、家族の上下関係を察知する能力には優れている。そして、1番下の位の人間を制圧したがることもあるらしい。確かに、娘や末っ子息子と遊ぶ時は、噛んだり、飛びついたりが激しいので、そういう傾向はあるのかもしれない。
ただ、犬と人間と犬の侍従関係は、きちんと躾をすれば保たれる。噛んだり、飛びついたりが激しい時は、大人が真剣に怒り、しつけていくしかない。

自分で飼いたいと言い始めた娘が、たった1週間でなかばリタイア宣言することにびっくりした年初めである。
まあ、でもそれも学び、うまくいかないことも含めて、家族で協力しつつ、少しずつ関係性を築いていければいいなと思う。

いじょう!

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