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私が子どもをほしい理由

※過去記事のリポストです。

体外受精を始めてから丸1年、不妊治療を始めてから、ちょうど2年が経とうとしています。

残り半年の挑戦という時になって「自分ってなぜ子どもがほしいんだろう?」と、改めて考えていました。

大抵の人は、そこまで突き詰めて考えるまもなく子どもができるので、これまで、例えば、友人に「どうして子どもがほしかったの?」と聞いても「どうしてって聞かれても、ほしかったから」「結婚したら、次は大体、子どもを持つものだよね…?」などと返ってきて、その先の答えが返ってくることはありませんでした。

でも不妊治療を長年やっている人って、何度か考えたことあると思うのです。

ここまでの4重苦を負ってまで、なぜ自分って子どもがほしいんだろう、って。

私も考えに考えて、そして出た答えは、「自分のエゴ」でした。

「自分のエゴか…」と思うと、初めは、ああ…自分は何て勝手な生き物なんだろう、と思ってしまいました。

でも実際、私が子どもをほしい理由のいくつかをどう考えても、旦那さんと喜びたい、自分の家族と旦那さんの家族に喜んでほしい、子育ての経験をしたい、旦那さんとの遺伝子を残したい、など…全て自己満足なわけで。

そもそも、よく「人のために…」とか「世の中のために…」そういう言葉を使うことで、人間は気持ちよくなりますよね。

完全に私の意見ですが、でもこれも全て、突き詰めると自分のエゴなんじゃないか、と思うのです。人に喜こんでもらうことで、自分の欲求を満たしているんですよね。その行動って、本当にその人のためになるの?ほんとに喜んでるの?という問題はもちろん別にありますが…。

「世の中全て自己満足の世界」だから別に「私が子どもをほしい理由」も、自分のエゴで、自己満足でも良いんだ、と思うようにしました。

どうせ1回きりの人生です。自分の人生は自分でしか作れない。自分でしか、後悔のないようにできない。

そう思いながら、わがままな自分を受け入れて「自分のために」治療を頑張ろうと思います。

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