これからが見ごろ。ミツマタの花
春の日差しは、やわらか。
カーテンから溢れてくる朝を薄目で確認したら、もう一眠り。
布団がお餅みたいにふかふかで、包まれているとしあわせです。
そうそう、ミツマタのお花が咲き始めました。
まぁるいお花のブローチみたい。
イイ匂いするんですよ。
甘い香り。
でも、全然しつこくなくて、親しみやすい甘さでした。
香りも見た目も可愛いなぁ。
あ、ミツマタって、和紙、日本のお札の材料ですよね。
電子マネーやクレジットカードが普及して久しいけれど、紙のお金ってやっぱり素敵。
意匠も印刷技術も練りに練ってあって、見応え抜群だもの。
そういえば、紙と上と神って同じ「カミ」って音。
なんか同じルーツなのかなぁと思ったんですけど、調べてみたら異なりました。
紙は、昔の手紙、木簡の簡(カン)から来た説が有力。
上は長〜くひとつづきのモノの始め「カミ」、
神は奥深くある「カム」の音が転じたのではないかと推測されています。
う〜ん、興味深い。
ちなみに、お札で使われている国産ミツマタは1割。
多くは輸入で、大部分はネパール産だそうです。
今年7月に新デザインのお札に変わるので、現地では大忙しですね。
まだまだ知らないことがいっぱい。
季節が巡るごとに、古の人たちが知恵を授けてくれているかのようです。
ありがたいな。
では、またね。
いい夢みてね。
ごきげんよう。
【参考資料】
・日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45008100Q9A520C1CR0000/
・和風原論
http://toyodasha.in.coocan.jp/sub11/sub11-46.htm
・レファレンス協同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?id=1000032970&page=ref_view
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?