ヒーロー求む。

私の姉は約3年半白血病と闘いました。

骨髄移植を三度。
一度目は、私の骨髄を移植。
手術はこわいからやりたくない。
そう思う気持ちが大きかったのは事実です。
でもそれ以上に
少しの怖さに耐えれば大事な人の命を救える。
そう思うと、私に怖いものなどありませんでした。

20歳にもなって仕事もろくにできないニート、夢もなにもなかった空っぽの私でも、
一人の人間の命を救うヒーローになれる。
私はスーパーマンではないけれど、憎き敵から大事な人を守る方法はいくらでもあるのだと知りました。
それが骨髄移植。

姉は去年死んでしまったけれど、病に負けた訳ではありません。
姉のドナーになってくださった方、家族、友達、病院の先生、支えてくれたすべての人と共に最後まで戦い抜きました。
本当に感謝します。

病気で、今か今かとヒーローを待っている方がまだまだたくさんいます。

あなたの力を貸してはくれないか。
ヒーロー求む。

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