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雨の新宿ピカデリー

雨の新宿駅「新宿の地下を制する者は東京を制する!」と自分に言い聞かせ、なるべく濡れないように駅からピカデリーの入り口に1番近い出口まで向かった。

当日0時発売になっていたチケットは朝9時の時点ではかなり席数も無くなっていて、C列より前しか残っておらず、何としてでもこの映画を見たい私はC列スクリーンより左よりの席を確保。

そしてそして上映を待ち望んでいた『ストーリー・オブ・マイライフ』を観る。
なんてったって、シャラメとシアーシャの『レディバード』コンビ再び、さらにはエマのワトソンさんも出るなんて…ね、観るしかないでしょ。グレタ・カーヴィグ監督、ありがとう。

1868年に書かれた『若草物語』が原作となっている。1868年、日本の年号でいう慶応。戊辰戦争、明治天皇の時代らしい。超サムライ時代だね。
私は全くもって本という本を読んでこなかった人間なので、原作を読んだことがありませんし、正直なところどんな内容かも知りませんでした、なんかすみません…。


以下原作『若草物語』を知らない女の映画の感想です。

マーチ家4姉妹の次女ジョー目線で話が進んでいく。回想が入り混じり、シーン展開が比較的早く進んでいくんだけど、カラーグレーディングで、少女時代と現在との時間軸がしっかり分けられていたので観やすい作りになっていると私は感じた。あとは回想と現在とのシーンの繋がりがリンクしているのも良い。

先程書いたように原作の内容を全く知らないので、4姉妹のストーリーが代わる代わる映された序盤は、誰が誰でどんな性格なのか把握するのにちょっと時間がかかる。でもまあ慣れてしまえばこっちのもんよ。すぐ全員に感情移入して涙してしまいますからね。ほんとに。


なんかもうマジメに細かく書いてくの面倒くさくなっちゃった…みんな頑張って生きてんだよな!!!!っていう気持ちと共にエンドロールを迎えた後味さっぱりエナジームービー。「なんかおすすめの映画ない?」と聞かれるもんなら「ストーリーオブマイライフ!!!!」としばらくは即答しちゃいそうだ。シャラメやエマのワトソンさん始め、豪華キャストでお送りされた眼福タイム。衣装や小物がとっても可愛いかったなあ、クリスマスにジョーが着ていた服なんて、最高でしたね。あとさ、私だけかもしれないんだけどジョーが暖炉の前にいるシーンは『君の名前で僕を呼んで』のエリオのシーンを思い出して1人でテンションが上がっていました。

時代が変わっても、変わらない大切なものは沢山あるのよね。ラブ!


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