乾燥野菜や野菜パウダーに
エチエ農産 | 京丹後久美浜
OYAOYAがメインで仕入れをおこなっているエチエ農産では10年ほど前から規格外野菜を乾燥野菜やパウダーにしてフードロスの削減に取り組んできた。
エチエ農産では奥さまの敏江さん主導で、規格外の野菜が乾燥野菜やパウダーへと生まれ変わる、丹精込めて育てた農作物を無駄にしない、加工事業にも取り組んでいる。
その始まりもまた、大根の栽培からスタートした野菜づくりを思い出すかのように、干し大根だったそう。干し大根から乾燥玉ねぎ、生姜のパウダーと徐々に商品化を進めて、現在ある加工品のラインナップは、乾燥野菜とパウダー合わせて20種類ほど。
乾燥野菜は美味しさ新鮮!
「乾燥野菜も鮮度が命なんです」と敏江さんも話す通り、エチエ農産の乾燥野菜は、素材が新鮮だからモグモグと味わい深く、香り豊かで、野菜そのものの色も美しい。
「色がキレイに出るよう、切り方や厚みを変えて工夫しています」 野菜のスライス、灯油と電気を使い分けた乾燥加工を除いて、 野菜のカットなど、ほとんどの工程が農作業と同様に手仕事だという。
フードロスの削減に向けてアップサイクル
野菜のほかに、地元のパン屋さんや京都銘菓をつくる製菓会社向けに米粉も加工している。また、有機JAS認定の丹後産コシヒカリを栽培する傍らで味噌用の加工米もつくり、くず米は米酢の原料にするなど、米づくりに関連した食品ロスの削減にも抜かりがない。
自家製の堆肥となる、倉庫の天井すれすれに積み上げられたもみ殻の山や、早くもミミズがスタンバイする堆肥場まで見せてもらいながら、こだわり・思いを聞いて。自然のままに育てられた野菜を大地の香りごと嗅いで、とれたてをその場で味わい、土づくりから農作物の加工まで手がける農業の新しいカタチに触れて。
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