見出し画像

心の変化に気づいて感動

1ヶ月ほど前のこと、膝が痛くなり
歩くのもこわごわという状況に
なってしまいました。
お医者さんに診てもらったら、
9割9分半月板の断裂などの
症状との見立てでした。
「半月板はレントゲンには
映らないのでMRIをとりましょう」
と言われて診察は終了。

看護師さんからMRIの説明を聞き
日時を予約したのですが、
私は全然納得がいきませんでした。
そこで会計の人に「半月板のことも
これからの治療のこともよく分からないので、
もう一度先生の説明を聞きたいんです」
と伝えたら、診察室に回してくれました。

お医者さんに「自分の膝の痛みが
これからどうなるのか分からなくて不安です」
と伝えると、今度は優しく丁寧に
説明してくれました。

そして、断裂はなおらないが、
断裂したところが痛いのではなくて
神経にあたったりなどで痛みを感じること。
手術して痛みを起こしている部分を
削ることもあるけれど、1〜2ヶ月で自然に
痛みがなくなる人も多い
ということが分かりました。
痛みを感じる動作は禁物だそうです。
それなら、痛みがなくなるかどうか
しばらく様子を見てから、MRIを
撮るかどうか決めても遅くない訳です。
そこですぐに看護師さんに予約を
キャンセルしたいと伝えました。

病院スタッフの勧めるままでなく、
自分の気持ちや考えにそって行動するときに、
『迷惑をかけて申し訳ない』と思うこともなく、
『ちゃんと説明してくれないひどい医者だ』と
怒ることもなく、落ちついていられて
スッキリした気分で帰ることが出来ました。

以前の私だったら、不安を抱えながら
何も言えずに帰ったかもしれない、
と思うできごとでした。

最近、何かを決めたり考えるときに、
相手が私のことをどう思うかということに
とらわれないで、自分はどうしたいのかを
大切にできることが増えてきました。

そうしたからといって、嫌われたり
ひどいめに合うことはないし、
むしろ人間関係がすっきりとして楽になりました。

「親の時間」で話し手の考えを尊重して話を聞く、
そして自分も聞いてもらうという関係を
続けてきてよかったと心から思います。
それは私自身の感じていること、
考えていること、身体のことに
正直に向き合う時間です。
そして、どんな人も一生懸命生きてきた
素晴らしい人たちだということに気づく時間です。

「親の時間」を10年続けてきて、
私の人生が変わると思えるくらいの
心の変化を経験して、静かに感動しています。

来月3月22日には「親の時間」の体験クラスをします。
このとてもいい方法を1人でも多くの人が
体験できたらいいな、と思っています。

いっこ
※この文章は、2019年に書かれたものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?