どうにもならないことに立ち向かう!

どうにもならないこと、
絶対に叶わないことが私にはあります。
それは、娘を抱きしめること。
何故なら、娘はもうこの世にはいないから。

小さな頃から、私は色々なことを諦めてきました。
そう、どうにもならないことがあると
「だって、仕方がないでしょう!!」
と、自分自身に言い聞かせてきました。
だから「娘に会いたい、抱きしめたい」
そんな、どうにもならない気持ちを
「親の時間」の親たちに言うことに
強い抵抗がありました。
正直、言ってもどうにもならないことを
言って何になるんだろうか?とさえ
思っていました。

初めは恐る恐る、
ちいさな声だったと思います。
言った途端、私の心に閉まってあった
悲しみや怒りという感情のエネルギーが
とてつもなく湧いてきたのを覚えています。

娘が白血病になり
亡くなってしまったことを
仕方がないと自分に言い聞かせ、
私のせいなんだと、自分を責めて
過ごした日々から一歩前進した瞬間でした。

今も、私は娘に会って
抱きしめたいと思っていますし、
一生それは叶わないことに変わりありません。

でも、私の心は大きく変化しました。
心の傷は癒えて、生きていくのが辛くなくなりました。
娘が残してくれた、たくさんの
メッセージに向き合う勇気もできました。

娘を産んで、本当に良かったと
思えるようになりましたし、
娘もきっと、生まれて良かったと
思っていると、感じられるようになりました。

どうにもならないことに向き合う時、
恐怖や無力感が襲ってきます。
それでも負けずにやってこれたのは、
「親の時間」の仲間が一緒だったから。
仲間の励ましがあったから。
みんな、ありがとう!
これからも、よろしくね!!
としみ

としみの文章を読むと、
人間って、どんなに深い悲しみからも
必ず立ち上がれるんだって、
勇気が湧いてくるし、とてもとても励まされます。

としみが、「親の時間」の仲間だということが、
わたしたちにとっても、すごく大切なことです。
ずっと、ずっと助け合っていこうね。

わこ

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