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福岡市の歴史

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福岡在住の光山忠良が連載する、福岡市の過去・現在・未来。
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#天神

天神ビッグバンの現在地―福岡市・天神は生き返るか

天神ビッグバンの現在地―福岡市・天神は生き返るか

天神ビッグバンとは、福岡市天神地区の高層ビル建て替え計画の呼称である。天神は福岡空港から地下鉄で11分という好立地の反面、空港から近すぎて高さ規制があったものを、高島宗一郎市長が時限的に緩和、だいたい100mのビルなら建ててもいいよ、ということになった。これに乗ったディベロッパーや地権者がこぞって高層ビルを竣工、現在なんと50棟の高層ビルが建設中である。

今回は、下手な写真とともに天神地区の現在

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福岡天神よ、セレンディピティの街になれ!

福岡天神よ、セレンディピティの街になれ!

天神から博多へ買い物客が流れる?福岡天神はデパートから商店街からファッションストリートから大型家電店からなんでもそろう福岡の中心街でしたが、私にとっての天神と言えば大型書店のジュンク堂福岡店でした。西日本最大級の140万冊という品ぞろえ、19年という短い間でしたが、東京から遠く離れた福岡でも東京なみの文化的生活が送れたのは、ひとえにジュンク堂のおかげだったと思います。
そのジュンク堂福岡店がくだん

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記念誌がかなり面白い

記念誌がかなり面白い

私は庶務課でもなんでもないのですが、会社のかつて倉庫だった部屋で一人、ノートパソコンを広げて仕事をしている怪しげな男です。そんな事情があるため、部屋の中にはミシンがあったり、遺影があったり、大量の社内文書が保管されていたりと、摩訶不思議なものを今でも発見したりします。

約1年前のことだったでしょうか。そんな部屋の本棚の中から『天神の旗~都心界四十年の歩み~』(平成元年発行)という記念誌を発見した

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