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3月8日は「国際女性デー」世界中の女性たちに敬意と感謝を!

3月5日、晴れ予報を疑うようなグレーの空に覆われた小山市内。先日ご紹介したナイジェリアハウスでの「ホワイトリボンラン」も無事に開催を終えました。
この日は渡良瀬遊水地での「ヨシ焼き」も2年ぶりに開催。貴重な湿地環境の保全などを目的として、渡良瀬遊水地の大部分を占めているヨシ原のヨシを焼くという恒例行事のヨシ焼きは、この辺りの地域では春の風物詩とされていますが、今年は同じ日に昨年より29日遅れて”春一番”が観測されたというニュースも。その風に乗ってヨシ焼きの煙が県内広い範囲に運ばれてしまったようですが、気温も上がり一気に春の訪れを感じる1日となりました。

そしていよいよ明日、3月8日は世界の女性にとって重要な1日「国際女性デー」が訪れます。
別名“ミモザの日”として、近年日本でもフラワーショップや女性向けのファッション誌などでPRも行われ、国際女性デーに関連するイベントが開催されたり、様々な情報を発信するメディアも増えて来ましたが、世界に比較すると日本ではあまり浸透しておらず、特に地方での認知度はまだまだ低いように感じます。

「国際女性デー」について

この日の始まりは1975年。国際婦人年に当たる同年に国連が初めて「国際女性の日として」祝い、その後「女性の権利と国際平和を祝う日=国際女性デー」と決議されたとても大切な一日です。
その歴史は更に深く、20世紀初頭、北米やヨーロッパ全域で行われた女性労働者による労働運動に端を発したと言われています。
日本と比べてジェンダーレスなイメージのあるヨーロッパ諸国やアメリカでですが、これまでの道のりは長く、現在に至るまでには多くの女性たちの計り知れない努力があることを知ってからは、3月8日を大切に過ごしたいと思うようになりました。

日本での認知度はまだまだ。世界では?

国際女性デーの過ごし方を調べてみると、その様子は各国様々。
ジョージア、ラオス、モンゴル等々、約25か国の国では公式な祝日として制定され、祝日にこそなっていないものの女性支援や活躍を称えるイベントが開催される国も少なくありません。

お隣中国では、「女性節」「女王節」とも呼ばれ、男性から妻やパートナーに花を贈る習慣が。デパートやECショップでは女性向けのファッションやコスメといった女性向けのセールイベントが行われ、その経済効果も年々増加しているそう。働く女性に対して半日休暇を付与することが法律で定められていることもあり、 女性の働きや活躍をねぎらう日として定着しているようです。

”ミモザの日”と呼ばれる起源はイタリアから

Photo by: FlowerSalon 87coco

イタリアでは2月~3月に開花を迎える「ミモザ」。国際女性デーのシンボルとして街中がミモザで彩られ、多くのショップでは黄色い包装紙やリボンでラッピングした商品が並ぶそうです。イタリアでも男性からパートナー、友人、同僚など、身近な女性たちに感謝とお祝いの言葉と共にミモザを贈るのが習慣。
「ミモザ」が国際女性デーのシンボルとして知られるきかっけはここからですね。

日本でも早いフラワーショップでは2月中頃からミモザが並び、リース作りのワークショップなども多く開催されるようになりましたが、小山市内ではなかなかフレッシュなミモザに出会えず、先日やっと自宅に迎えることができました。

購入したミモザを今年はその日のうちに関単なスワッグに

日本の春は、桃、桜と、淡いピンク色の花がイメージですが、フワフワのミモザのイエローも春を感じる素敵な花。部屋に飾るだけで一気に明るく、HAPPYな気持ちになります。

「国際女性デー」先ずは楽しみ、知ることから

「国際女性デー」は、人種や国籍を問わず、女性の人権を守り、活躍を支援し、女性が達成してきた成果を認識する日です。
世界経済フォーラムが公表している「ジェンダー・ギャップ指数2021」によると、日本の順位は156か国中120位(前回は153か国中121位)、前回と比べて、スコア、順位ともに、ほぼ横ばいで、先進国の中で最低レベル。
アジア諸国の中でも韓国や中国、ASEAN諸国に比べて低い結果であることが公表されています。

参考:内閣府男女共同参画局「共同参画」2021年5月号

また、3月3日に小山市のホームページでも「小山市男女共同参画基本計画2021~2025」が公表されていますが、ご存知でしょうか?
小山市でどんな計画が立てられているのか、市民としてもとても気になるところですが、その中でもジェンダーギャップ指数に関する情報に触れています。
小山市「小山市男女共同参画基本計画2021~2025」

日本の女性は世界の中でもとても働き者と評される反面、政治、経済という社会的なスコアは極めて低いという、悲しい実態があります。

いつの時代でも、日本の女性たちは毎日全力で頑張っています!!
「国際女性デー」の1日、先ずは女性としてこの日を楽しみ、日本でもその背景を含め広く認知されることも大切な一歩ではないでしょうか。
好きな花を飾って、好きな服を着て、自らの頑張りを称え、周囲の女性たち、そして世界の女性たちに感謝をしながら。
日本社会の中で女性の頑張りが実を結ぶためにできることを考える日にしたいと思います。


<TEXT>
Sakutto OYAMA Member
(株)グリーンプロデュース
Marketing Manager
井上まき


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