レシピが書けない料理なんですが:フライパンを洗う回数を減らす工夫
お肉を焼いた後のフライパン、脂がギトギトしてますよね…
この脂、そのまま水をジャーッとかけて流します?
スクレーパーや古紙、古布で拭ってから洗います?
我が家では、子供達が好きで良くチキンステーキを作るのですが、皮をパリパリに仕上げるためにじっくり焼くと、結構な脂が出て、フライパンがギトギトになります。
Q:このフライパンを洗わずにきれいにするには、どうしたら良いでしょうか?
A:野菜を炒めます。
そう。脂は油として使えます。
鶏肉の脂は鶏油(チーユ)、豚肉の脂はラード、牛の脂は牛脂です。
もちろん、多過ぎる場合は拭き取ってもかまいませんし、脂っぽさが気になる人も拭き取ったらいいのですが、そうでもない場合は、炒め油として活用してしまうと、片付ける油量が激減して、後片付けがかなり楽になります。
そして、残った脂を洗わずにそのまま料理に使うとどんな良い事があるかと言うと、まず脂をシンクに流さないので環境に優しい、フライパンを洗う手間を1回分減らせて家事の時短が出来る、炒めるだけで野菜が美味しく食べられる、βカロチンの吸収を助ける等、割とたくさんあります。
βカロチンは油溶性なので油脂と一緒に摂ると吸収が良いと言われています。
きっと普段は、付け合せの副菜を先に作っておいて、主菜のお肉を焼いてお料理を仕上げていますよね?
もちろん、その順番でも良いのですが、お肉は焼いた後はすぐに食べないで少し休ませた方が肉汁が落ち着いて美味しく食べられる場合が多いようですので、ここの手順を逆にしてみませんか?
では、ちょっとやってみましょうか。
お肉を焼いた後のフライパンがあります。
結構ギトギトしてますね。この日はチキンステーキでした。
そこに刻んだ野菜を入れて炒めます。
βカロチンの豊富な緑黄色野菜やナス、きのこ、いも類などの油と相性の良い野菜がおススメです。
冷蔵庫にある炒め物に向く野菜なら何でも良いのですが、この日はかぼちゃ、ピーマン、パプリカ、人参がありました。
普段なら野菜1種類だけで作ることが多いのですが、ちょうど良く何種類かあるのであれば、使っても良いでしょう。
かぼちゃやナス、きのこなど、油を良く吸う野菜や火の通りにくい野菜を先に入れて揚げ焼きするようにじっくり焼きます。
それから、他の野菜も入れて炒め合わせ、味を付けて出来上がりです。
味付けは塩だけで充分美味しいです。
肉の脂は旨味やこくになりますので、他の調味料はいりません。
味見して、どうしても物足りなければ、醤油をひとたらししても良いですね。醤油の香りと旨味が合わさり、より一層美味しく食べられます。
さて、肝心のフライパンはどうなったでしょう?
最初の写真と見比べて、いかがでしょうか?
ギトギト油、減りましたね。
ここでもう一回キャベツか何かを炒めても良いのですが、あまり炒め物ばかりでもバランスが悪いので、スクレーパーや古紙で軽く拭ってから洗えば、少ない労力でスッキリキレイになります。
フライパンを洗わずに使い回すコツとしては
1、お肉は塩こしょうなどシンプルな味付けで調理する
2、焦げた調味料やアクは拭き取る
この2点を気を付けてるだけで、仕上がりが良くなり、フライパンを使いまわしたとは思われません。
一度お試し下さい。
試作のための食材費や、子供達が使いやすい調理器具の購入に使わせて頂きます!