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「俺が死んだら、海へ行け!」

20代にして、遺書に加えたいと思っている
この一文。

勿論、ちゃんとした理由がありまして。

何かと言いますと。
 
 
 

自分の遺灰を海に撒いてほしいから。
 
 
 

何故海に撒くのか?

これにも理由はちゃんとあります。

1つは「子孫にきちんと参ってもらうため。」

と言うのも。

我が家は年に4回、お墓参りに行くのですが。
もう何年も何年も手入れがされていないと
思しきお墓の数々が、その都度目に入ります。

見ていてやはり、悲しく、侘しい。

これからの時代、遠方に行って手を合わせに
行く、というお墓参りという行事が段々と
廃れていくのかな…

そんなことを感じています。

お墓や仏壇など、参る場所を固定すると、
お参りする心理的・物理的ハードルが
上がるのではないか。

そういう思いから、私は海葬を希望して
おります。

海に撒いてくれれば、「海=ナナウエの墓」
なりますから。
地球上のどの海からでも手を合わせてくれれば
大丈夫、という寸法です。

ついでに海水浴でもしてくれればOK、
てなもんです。

そこまでして参ってほしいのか?って声が
聞こえなくもない。
けれど、「ナナウエって人がいたんだぜ!」
て証を、記憶を細々とこの星に残したいと
いう、ちょっぴり切ない願望があるのです。

忘れられない人になりたいな、と。
皆から完全に忘れられた時が、本当の死だと
思います。
 
 

で、理由2つ目。

こっちは結構、雑。
 
 

死後の海に、自分が漂っていると
思うとなんか面白い。
 
 
 

なんかってなんやねん!と、総ツッコミを
頂きそうです。

いやしかし、一応根拠がありまして。

知っている人は知っていそうですが、
このコラム記事に書いていることに
則って言うならば、

「世界中の海のどこからでも、コップ一杯
すくえば、そこに私の分子が浮いている。」

ということになります。

どこからでも、てのがミソで。

太平洋のど真ん中でも、北極海でも、
どこの海でも、私の遺灰由来の分子が
存在している。

死後、地球の隅々までナナウエが行き渡る。

そんなこと考えてると、あぁ、海に撒くの、
アリだな…!ってなりました。

え?
水分子と遺灰とじゃ、話が違ってくる?
海流の問題で世界中には行けない?

…ちょっと雲行きが怪しくなって来ました。
今度、海葬サービスの会社に問い合わせて
みます。
 
 
 

さて。

まぁまだ若いですし、死んだ後のことを
考えるのは、これくらいにしておきます。

あと最後に。

ベタベタするから、海よりプールの方が
好きかもしれない。(おい)

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