時代は変わったね。

昨夜。
Amazonプライムでボクシングの試合が配信されていました。
メインである3試合は日本人選手の試合。

WBO世界フライ級王者 中谷潤人vs挑戦者アルヒ・コルテス。

スーパーバンタム級8回戦(8ラウンドの試合)
那須川天心vsルイス・グスマン。

そしてトリ。メインイベントは
WBC WBAスーパー2団体ライトフライ級王者 寺地拳四朗vsヘッキー・フドラー。

ボクシングお好きな方なら中谷選手の試合は相当楽しみにしていたと思う。
なんせ前の試合、ラスベガスでの最終ラウンド衝撃のKO劇を見せてくれていたからだ。
技術論は素人のため全く語れないけど、
なんか減量キツイのかなあと思ったり。

那須川天心選手の試合はプロボクサーとして2試合目。
相手はメキシコ国内の王者。
メキシコはボクシング大国でもあるけど、
メキシコ国内王者って世界的にはどれくらいのランクなんだろうか???
そんな疑問もあるけど試合は那須川天心選手の圧勝。
スピードがやっぱり凄まじい。
KOこそできなかったけどプロ2戦目。
デビュー戦よりめちゃくちゃ進化してるのは僕にでもわかる。
このままスーパーバンタム級でやるのかなあ。。
井上尚弥選手いるよねえ。。。
なんて夢も膨らむ。

そして寺地拳四朗選手。
WBCライトフライ級で2017年5月に王座を獲得し防衛を続け
具志堅用高さんの持つ日本人世界王座防衛記録13を抜くかと思われたが2021年9月に9度目の防衛戦でまさかの陥落。
不運なバッティングもあったため
ダイレクトリマッチ(同じ相手と再戦)が実現し
キッチリ勝利。
王座奪還。

2022年9月にはWBAスーパーのライトフライ級王者であった京口紘人選手と2団体王座統一戦が実現。
※このWBAとかWBCとか"WBAスーパー"とかもまた今度書きます

ライトフライ級においてかなりの期待が高まっていた日本人同士の王座統一戦も7ラウンドにTKO勝利。
ちなみに王座奪還の試合からファイトスタイルが多少被弾しながらも前に出るスタイルに変わり、めちゃくちゃ試合が面白くなっている。
王者が優勢に進めつつパンチをもらいピンチになる場面もあるが中盤〜終盤にTKOで勝つというめちゃくちゃ面白い試合がこの辺から続く。

2023年3月には3団体王座統一戦が実現するかと思われたが直前に相手の体調不良により対戦相手が変更。
オラスクアガという代役ではあるものの中々の強敵に、
素人目には「ん?危ないんじゃないの?」なんでシーンもあったけど終盤にTKO。

めちゃくちゃ面白い試合だった。

そして昨日の試合。
元WBAスーパー(でた!!)、
さしてIBFのライトフライ級王者であったヘッキー・ブドラーと対戦。
元王者ということもあり、今回とそれなりに優勢に進めつつもちょこちょこもらう場面もあり
ちゃんと9ラウンドにTKO勝利。

エンタメすぎる。
試合内容がエンタメすぎる。

ちなみに私の先輩である吉本新喜劇のレイチェルさんが寺地拳四朗チャンピオンと仲良し。
勝手に誇らしいもんです。


本題の

時代は変わったね

ですけども。

昔はですね
ボクシングなんてのは地上波中継だったわけです。
例えば畑山隆則さんならTBSだったり。
井上尚弥選手はフジボクシングがずーっと中継してました。
亀田興毅さんもプロ初期からTBSがずーっと放送してました。

で、デラホーヤだ、メイウェザーだ、パッキャオだなんていう海外の有名な王者の試合とかは有料放送であるWOWOWがそこを担ってきたわけですね。

ところがどっこいですね。
いつくらいだったか、、
サウル・カネロ・アルバレスがDAZNと契約したわけです。
カネロの試合はDAZNで見る感じになっちゃったわけですね。

そして井上尚弥選手もラスベガスでやったマロニー?モロニー?戦はWOWOWで生中継。
その夜にフジテレビが録画放送なんてしました。
バンタム級3団体王座統一戦となったvsドネア戦2なんてのは
Amazonプライムで配信。

4団体統一戦となったポール・バトラー戦はdocomoが手掛けるLeminoという配信媒体で。

先日のスーパーバンタム級初戦となる
WBC WBO2団体統一王者スティーブンフルトンとの試合もLeminoで配信でしたね。

K-1武尊vs RISE那須川天心なんていう
キックボクシング国内最大興業であった
東京ドームでの「THE MATCH」はフジテレビが中継するとされていましたが直前で頓挫しABEMAでPPV放送。
PPV。ペーパービューと読みます。
例えばアメリカとかだとPPV(ペーパービュー)というその試合中継を見る権利を購入する。みたいなシステムでやってます。
ビッグマッチはほとんど。
そしてその売り上げも選手に還元されるといった感じ。
メイウェザーなんかは憎たらしいので
「メイウェザーが負けるところ見たいからPPV買う」みたいな人たちもたくさんいるため莫大な売り上げを叩き出してました。

長々とすいませんが
要は日本国内ですら地上波中継はほぼない。
あるとしたら井岡選手くらいか。

その井岡選手もこの前の試合はABEMAだった。

国内どころか世界No. 1ボクサーの呼び声高い井上尚弥選手も配信でしか見れなくなった。

これはもう
地上波テレビよりAmazonプライムやLemino、ABEMAの方がお金を出せる媒体になったということだと思っている。
テレビ大好きっ子だった私には酷な話だけど多分これが現実だ。
井上尚弥選手なんかファイトマネー数億円をもらう選手だ。
もう地上波テレビ放送ではそんなスーパースターたちの試合は見れないのかなあと残念に思いつつ、
けど配信の方が本人はもとより、チーム、家族、色んな人にお金が渡ると思うと
それはそれで良いことだと思う。

ボクシングの話しときながら
野球の話で締めるけど
落合博満が現役時代、移籍する際に
「1番金を出してくれるとこに行く」って言ってたけど、、、
日本はお金アレルギーというか金にガメツイ言動、行動を嫌う人もいるけど
"プロ"ならお金をくれるところに行くは正しいと僕は思ったり。

書いていて思った。

一人称が「私」だったり「僕」だったり。
文章書く人って凄いですね。

そんなこんなで。
プロならお金はめちゃくちゃ大事。
そしてエンタメの発信媒体は時代で変わるね。
といった独り言でした。

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