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雑誌記事索引紹介「雑誌で調べものをする子どもたち」

夏休みには、たくさんの小中高生が「調べもの」をします。学校の宿題の自由研究や科目別レポートのための資料には、書籍・新聞・インターネットなどを使うのが一般的ですが、実は雑誌記事も、子どもたちが調べる幅広いテーマの資料が豊富に見つかるのでとても有用です。
大宅壮一文庫では、夏休みの子どもたちの調べものをサポートする企画を始めて今年で3年目です。
子どもたちの調べものサポートイベント
これまでに来館した子たちはそれぞれ、他のメディアでは見つからないようなユニークな資料を見つけることができました。
「なぜ鉛筆は消しゴムで消せるのか?」というテーマを調べに来た小学5年生の子は、Web-OYA-bunkoで「ことがら(キーワード)」検索から「消しゴム」68件の記事リストを全部見て、テーマに合う記事や気になる内容の記事を選んで雑誌記事を閲覧したところ、テーマへの答えを解説している記事がいくつも見つかりました。

No1
いまさら基本塾 36回 消しゴム「やさしく拾い集める」イメージで ※消しゴムの軟化剤が、紙に付く数百倍の力で、鉛筆の黒鉛を吸い付ける
発言者川崎雅生
雑誌名プレジデントファミリー
発行日2023年04月
ページ105
No 2
身近な“?”の科学 【鉛筆と消しゴム】 なぜ文字を消せる?色鉛筆はなぜ消えない?
雑誌名 Newton
発行日 2018年07月
ページ 130-131
No 3
マジカル・ファクトリー・ツアー 消しゴム一筋80年!ヒノデワシ 「まとまるくん」ファミリー大集合! ※誕生秘話、バリエーション、工場レポート、製造部の吉田晋作さんに聞く、他
雑誌名 オトナファミ
発行日 2011年06月
ページ 55-57
No 4
ポネルカ&プッチのものができるまで図鑑 2回 消しゴムができるまで 行った場所・イワコー
発言者 渡辺信/岩崎眞美子
雑誌名 日経キッズプラス
発行日 2010年01月
ページ 72-73
No 5
商品に歴史あり 123回 シードの「消しゴム」 ※三木康作ゴム製作所に始まる社史、天然ゴムより消える「プラスチック字消し」誕生秘話、修正テープなどの開発史
発言者 藤井龍二
雑誌名 THE21
発行日 2004年03月
ページ 30-31
No 6
暮しの中の物理 鉛筆はなぜ消える ※鉛筆で書いた文字が消しゴムで簡単に消せる理由と原理
発言者 山中卓
雑誌名 暮しの手帖
発行日 2001年06月
ページ 154-155
No 7
日本の疑問 またまたワイド 消しゴムで鉛筆の字が消える仕組み
雑誌名 サンデー毎日
発行日 1999年06月13日
ページ 141
No 8
楽チン情報名人・インターネットで行こう 2回 消しゴム ※インターネットで調べる消しゴムの歴史、構造、原理など
発言者 片田貴之
雑誌名 サイアス
発行日 1999年02月
ページ 35
No 9
歩く商品学 137回 鉛筆と消しゴムの合体事故 ※鉛筆の塗料がとけて消しゴムにベッタリ張りつく理由を三菱鉛筆に聞く
発言者 綱島理友
雑誌名 週刊朝日
発行日 1996年04月19日
ページ 114
No 10
商品考古楽 7回 消しゴム 鉛筆発明200年後に登場したゴムの不思議
発言者 下坂英
雑誌名 ダイヤモンド・ボックス
発行日 1985年07月
ページ 78
「ドラえもんの海外進出」について調べに来た子もいました。いろいろな方法で検索すると、次のような記事が見つかります。
No 1
広告界の徹底研究 創業60周年を迎えるADK 「チャレンジャー精神」の原点に ※今年大きな期待を寄せる「ベイブレード」、東南アジアで大人気の「ドラえもん」、他
雑誌名創
発行日2016年04月
ページ46-49
No 2
ニューススクランブル 海外 アジアでも人気のドラえもんが雨乞いに捧げる猫代わりに活躍中 ※タイ北部の伝統行事「雨乞いの儀式」でドラえもん人形が身代わり登場
雑誌名 週刊実話
発行日 2015年07月23日
ページ 49
No 3
夏からアニメ放映 全米進出 『ドラえもん』日本版とはここが違う! 箸はフォークに、どら焼きドカ食い禁止、そしてあの名言まで
雑誌名 女性セブン
発行日 2014年05月29日
ページ 40
No 4
トレンド ニッポンが超カワイイ! ポケモンにキティ、ドラえもんにPuffy アジアの若者はキュートな日本文化にぞっこん
発言者 バーバラ・コウ
雑誌名 ニューズウィーク日本版
発行日 1999年11月17日
ページ 48-53
No 5
日本は「豊かな自由主義」のショーウインドーか?アジア各国に氾濫する『ドラえもん』日本マンガはアジアの人びとになにを語るのか!?
雑誌名週刊 プレイボーイ
発行日 1990年01月23日
ページ 256-259

他にも「花火の歴史」「未来の都市と暮らしはどうなるか」「北海道の鉄道の廃線」などユニークなテーマを調べる子が多く、中には「この内容だったら、大宅壮一文庫で調べられると思って」と保護者の方がお子さんを連れてきてくださったケースもありました。また、野球が大好きな男の子は、現在と昭和の『週刊ベースボール』を読み比べて、昔の野球の雰囲気を感じとって味わっていました。

「ユニークなテーマの調べものは大宅壮一文庫へ」という認識が、これからより広まってくれることを願っています。
※過去の索引紹介は大宅壮一文庫HP内でも紹介しています。
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