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『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』改訂版リリースのご案内

主に大学受験生むけの「英文法の解説書」

お待たせいたしました。twitterなどでかねてより告知しておりました、『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』改訂版をPDFにてリリースいたします。

本書の対象は、主に大学受験生です。もちろん、一般の英語学習者の方にもお使いいただけます。英文法の参照書としてもお使いいただけますが、第1章から順番に読み進めることを想定したグランドデザインになっております。

この『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』自体は純粋な「解説書」ですが、今後、本書に準拠した練習問題を順次リリースしていきます。なお、持田が本書を使ってオンラインなどでの個別指導する際には生徒さんの状況に応じてリリース版以外の練習問題を使用いたします。

本書のねらい:「はじめに」より転載

この『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』は、大学入試レベルの英語の読み書きに必要な英文法の知識を解説したものです。中学校の教科書で扱うレベルの英文法の知識を確認するところから、実際の大学入試に出題される英語に対応できるところまでを段階的に解説しました。文法学習の過程は「わかって、使って、感じとる」という段階を経ていくことが、多くの学習者にとって有効だと考えています。本書はこのうちの「わかって」の過程に重点を置いたものです。文法でも語彙でも、ことばの知識は記憶しなければ使えません。記憶のための最も単純な方法は丸暗記です。単語や例文をそのまま覚えてしまうのも学習方法のひとつといえます。しかしこのやり方では多くの学習者は挫折してしまいます。その理由は、ひとことで言えば、多くの人にとって苦痛だからです。もちろん丸暗記が楽しくて仕方がない人もいます。そういう人から丸暗記の楽しさを奪う権利は誰にもありません。しかしながら、丸暗記を苦痛に感じる人からその苦痛を取り除くことは、ことばを教える者の仕事のひとつです。丸暗記の苦痛を取り除く方法として、しくみを理解しながら覚えていくというやり方があります。本書はその英語のしくみの理解を徹底的に支援するために書きました。
理解のために本書で用いた手法としては、文構造の図解や日本語との比較対照、そして似た仕組みをもった文の比較による意味の解説を挙げることができます。これらの手法によって、文法の3つの側面を説明しました。文法知識の理解は、この3つの側面から取り組んでいく必要があります。

① 形式的側面:語形・語順 (何詞の何形がどのように並ぶと正しい文になるのか)
② 意味的側面:語や語順が持つ意味 (文がどんな意味になるのか、なぜその意味になるのか)
③ 使用的側面:文脈や場面との関わり (どんな文脈・場面でどんな意図で使う文なのか)

本書は国内外の英語学・日本語学の研究成果や英語や国語の先輩の先生方の授業実践から著者が学んできたものを極力生かすようにして生まれたものです。解説を徹底的に行ったことで、読む人によっては過剰に感じることもあると思います。そのときにはその箇所を読み飛ばして構いません。あとでもし必要になったら戻ってくれてもいいですし、読み飛ばしたままでも結構です。その一方で、こういう解説を待っていたという人もいると思います。そういう人にはぜひ隅々まで熟読・再読していただけたらと思います。

まえがき目次_ページ_2

目次でご覧いただいておりますように、改訂版は全25章となっています。「文の種類」という章を第3章に移動し、否定の細かなしくみを第24章に独立させました。また、従来の5文型には含まれないものの、重要な文型を第12章にまとめています。さらに、「形容詞と文型」という章を新たに設けています。

内容見本

サンプル_ページ_1

サンプル_ページ_2

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