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「書く」生活へ(さらに続き)

この記事は過去記事の続きです。

2文目を書く

今回は、文を文章にしていくお話です。1文でも内容的に完結していれば「文章」ですが、「文章」は一般に複数の文を用いて一貫した一つの内容でまとめたものを言います。1文書いたところにもう1文を続けるには、意味的なつながりが求められます。例えば、1文で書いたことの後に起こったことを書けば、時間的な連続という意味的なつながりが得られます。

1番線に普通電車が来た。2番線に特急が来た.

時間的な前後関係だけでなく、原因と結果の因果関係を示すこともできます。

雨が激しくなった。Wi-Fiが飛んだ。

これは雨が激しくなった後にWi-Fiがつながりにくくなったという時間の流れも表していますが、豪雨のために直進性の高い電波が途切れがちになるという因果関係も表しています。

逆に、1文目の根拠や原因を2文目で示すこともできます。

傘なんか意味ないよ。紫だし。

ただし、上の文は前提となる知識や情報がないと理解できないかもしれません。書き手と読み手が「東京アメッシュ」を見てふだんからレーダーの画面で雨量をチェックしている習慣があれば、紫の表示が滝行レベルの豪雨であることを知っているでしょうが、そういった前提がないと伝わりません。

傘を差しても無意味だと思いました。雨雲レーダーの画面を「東京アメッシュ」のサイトで見たら「猛烈な雨」を示す紫色を表示していました。

上のように書けば情報は満たされますが、この2文目は少し改善の余地があります。このあたりは、続編として改めて書きます。(明日かどうかはわかりませんが・・・)

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