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学び方、いろいろ。

体質のような何か

いきなり妙な話から始めます。人は食べすぎるとどうなるのでしょうか。持田は医師ではないので正確な説明はできませんので、自分自身と見聞きした人たちの範囲でのお話をします。太る人もいます。持田もこれです。お腹を壊す人もいます。「お腹」といっても胃にくる人もいれば、腸にくる人もいます。どちらでもないから大丈夫、と思っていたら血液検査で数値がヤバいという人もいます。これは同じような食行動をとっても体の反応には個人だがあることを示しています。

学習もこれと似たところがあります。食べ過ぎを大量の丸暗記と置き換えて考えてみましょう。いくらでも脂肪としてため込める人がいるように、知識をいくらでも記憶できる人がいます。お腹を壊してしまう人がいるように、丸暗記に拒絶反応を示し、もう覚えられないから勉強をやめる!と思う人もいるでしょう。血液中に取り込むではできる人がいるように、小テストのような短期的な暗記ならできるけどその先は無理、という人もいるでしょう。それでも食べ物を摂らなければいけないのと同様に、学習のためには知識を身につけていく必要があります。

ことばを学び、身につける

日常生活で使わない言語を学習するときにも、このような個人差を考慮する必要があります。文法や語彙を取り立てて学ばなくても、多読のようにひたすらことばに触れているだけで身につく人もいます。ただしこれは、日本語を母語とする人が日本で暮らしながら英語を学ぶ場合では、当てはまる人は多くはないと思われます。

文法を取り立てて学ぶことが効果的な人でも、その人に適した学び方はさまざまです。文法知識を丸暗記でたやすく乗り切れる人もいます。理詰めで理解しながら記憶に努める人もいます。感覚的に捉えていく人もいます。そして、こうした学びを独習でできる人もいますし、友達と一緒に学び合う人もいますし、先生についてもらって学んでいきたいと思う人もいます。

教室で起こっていること

同じものを同じ量で食べていても体内での反応に個人差があるのと同じで、教室で複数の人が同じ内容の授業を受けていても、その効果は一様ではありません。授業を受けて学習効果を最大限に引き上げるには、自分に合った予習や復習を実践することが大切です。また、他の人と一緒に学び合う環境が自分に合っているのか、それとも自分で一人で勉強を進めていくのが自分に合っているのか、という個人差もあります。大学受験の浪人生のように学習環境を自由に選べる場合は、こうしたことも考えていく必要があります。

文法能力開発の学習カウンセリング

主に大学受験生で、自分がどういったタイプの学習者なのかを自分で分析できないな、と感じている人は、一度持田とお話ししませんか。


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