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ことばの捉え方、学び方

先日の記事でラテン語に再挑戦すると書きました。

ラテン語と言えば、名詞・動詞・形容詞の語形変化を覚えることが重要です。前回はここで挫折しています。同じやり方を繰り返して根性で乗り切るのもありだと思うのですが、当方も「言語教師」ですので、いろいろな学習方略を試みるわけです。

これをぱらぱらと見ていくと、こんな記述に目が止まりました。

主語や目的語といった文法機能が語形で表せるため語順は比較的自由であることと、述語動詞が文末に来るSOV型が基本であること。しかも、ラテン語には冠詞がないこと。ここのところは、日本語と非常に似ていることがわかります。日本語は「が」や「を」といった格助詞で文法機能を表しますが、ラテン語では語形変化で表すということです。格助詞も「付属語」とか「辞」と呼ばれるように語尾のようなものですから、「おっ、これは結構近いな」と思うわけです。

この次に学ぶべきことは、日本語の「名詞+が」「名詞+を」に相当する語形がどのようなものかということと、日本語の動詞の「ル形」に相当する基本形と「タ形」に相当する形です。ヨーロッパの言語ですから述語動詞が主語の人称や数に呼応しますから、そことセットで確認していくわけです。

これ、熱心な読者の方ならお気づきかもしれませんが、『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』の第1章と同じ手順で学んでいます。この手順がすべての学習者に有効だとは思いませんが、こういうのを必要としている人もいると思うので、ときどきこの続きを書いていこうと思います。

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