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整序問題について

2つの位置づけ

大学入試のための英文法学習において、好むと好まざるとにかかわらず、どこかで付き合わなければならないのが、整序問題です。ここでいう「整序問題」とは語句を並べかえて正しい英文を作る問題のことです。整序問題に取り組む場合として、2つのケースが考えられます。

・過去問演習として解く
・文法知識を身につけるために解く

過去問演習として解くことは、自分の志望校に整序問題が出ているならば解いて慣れておく必要があるので、積極的に取り組むべきです。一方、文法知識を身につけるための整序問題演習の必要性となると、話が違ってきます。まず、英文法の学び始めに基本的な語順を身につけようとしている場合は、単純な整序問題を解くことには一定の効果があります。

上にリンクを貼った10題ドリルシリーズは、「単純な整序問題」の問題集の一例です。

中級レベルの整序問題について

問題は、10題ドリルのレベルをクリアした後です。整序問題を解くことが苦ではなく、むしろ楽しいと感じている人であれば、その後も整序問題を通して文法力の強化に励むとよいでしょう。

内容的には古いですが、『英語構文詳解』は整序問題を通じて英文法の知識を深めるのに使える参考書の候補になります。しかし、整序問題があまり好きではない(得意ではないのは困ります。あくまでも好みの問題です)のであれば、日常の学習に必ずしも整序問題を利用しなくてもよいのかもしれません。例文暗記が中心になりますが、整序問題を重視しなくても英文法の知識を磐石にすることは可能です。

このあたりは、視野の広い先生に相談してみるとよいかもしれません。

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