「聞いて欲しい」と言われた時にすべきこと。

これから学生たちにとって苦しい時期がやってきます。
小学生、中学生、高校生、大学生。
大人の私たちも苦しい時期ですから、学生だって苦しい。当たり前です。
経験したことのない状況の中、学生こそ苦しい。
そして、その苦しさを「聞いて欲しい」と持って来てくれた場合に、この記事が参考になれば、と思います。

「聞いて欲しい」と言われたら。
「聞く」べきです。
「話す」のはあなたではなく、「聞いて欲しい」と言った人です。
「聞く」と決めたら、聞きましょう。

わたしは、中学生や高校生に「聞いて欲しい」とたまに言われます。
「聞いて欲しいんですが、いいですか」と控えめに言われることが多いです。
その時は、聞くのか聞かないのかきちんと伝えて、聞くと言ったら聞くことにしています。

ただ、頷いたり、相槌を打ちながら聞くだけ。
本当に聞くだけです。
「そっかー」「そうなんだね」「うんうん」。
あとは、「苦しくて」と言われたら「そうだよね、苦しいよね」とかくらいです。

だって、彼らの答えは、わたしの答えではないから。
聞いて欲しいと言われたら、聞くだけ。
彼らを否定しない、彼らの思いは彼らにとっては真実。

私たちの意見を言うと、彼らは「否定された」「聞いてもらえなかった」と思うことが多い。
だから、解決をしようとするのではなく、「聞く」ことが大切です。

そう思っていいよ、と受け止めてあげる。
そうすると彼らの答えを、彼ら自身が探し始めます。
「こんなこと思っていいのかな」と不安に思うことは、私たち大人にもあります。
受け止める先があることで、背中を押してもらえることも。

感染症の中、もし学生の話を受け止める機会があれば
どうか参考にしていただけたら、と思い記事を書きました。
「こうしたらいいよ」とアドバイスをするのは、関係ができてからならまだしも
勝手な方向へ引きずっていくようなものです。
ただ「聞く」と言うのは意外と難しいかもしれませんが、それが必要な態度だとわたしは思っています。

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