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M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年9月18日1回戦TOP3

 M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。

 今回はM-1グランプリ2023年の9月18日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。


1.日本クレール

 サンミュージックプロダクション所属のコンビです。
 ネットの上手な検索方法を探っていくネタです。
 ひたすら「検索ワード」の形式を利用して笑いを取る形です。「検索したいもの」をフリにし、「検索ワード」をオチにして、更にツッコミを入れる、までを1セットとして、ボケとツッコミを交互に入れ替えていき、徐々にテンポを上げています。

2.三日月ヶ浜

 松竹芸能の三日月マンハッタンとフリーのピン芸人、浜村凡平太さんのユニットトリオです。
 地球上で一番強い動物はゴリラだと主張するネタです。
 ゴリラだって言ってんのに両サイドのふたりがひたすら違うことを言い続ける形になっています。形式は非常にシンプルではあるんですが、一方で「違うことをどう言うか」にかなり力が注がれています。「違うこと」の切り口はもちろん多彩ですし、言う順番にも気を使っています。序盤に散りばめた要素を終盤に融合させる手法も用いています。

3.コーツ

 人力舎所属の永田さんとフリーの栗原さんによるユニットです。
 セーラー服を着た気持ち悪いおじさんについて話すネタです。
 気持ちの悪いおじさんをいじる相方を正論でねじ伏せるわけなんですが、ふたりの立ち位置が絶妙です。セーラー服を着たおじさんを気味悪がるのは、一般的には「気持ちは分かる」ものだとは思うんですけれども、正しいことだと言い切れる行為ではないわけです。言い換えれば「正しいこと」からちょっとズレている。そのため、真っすぐ「正しいこと」を言っておじさんを支持しているはずのボケが世間一般からは相対的にズレてるように見え、笑いが起きているんです。「おじさんがゴミを拾っている」ことが、よりボケの正しさを強化し、それは同時に「正しいこと」のおかしさを際立たせ、笑いやすくなっています。

 今回の感想は以上になります。ではまた。

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