見出し画像

M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年8月18日開催分

 そこそこ新しく気になる芸人が増えてきましたが、気になる芸人は多いに越したことはないので、まだまだM-1予選動画を見ています。もちろん、忘れないように感想を書き、書いたらもったいなく感じてネットに載せるのはいつも通りです。

 今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、8月18日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。

1.ナイスアマチュア賞 讃数亭そめ太郎・しみ丸

 64歳と41歳の現役数学教師コンビのようです。
 三角形の内角を説明するネタです。
 ボケの先生のキャラクターが大きかったように思います。ニコニコしていて、なんか頼りなさそうにも見えるけど、憎めない感じが表情や動きの節々に出ています。そのお陰でボケがダジャレを言っても、全然やる気のないボイスパーカッションをやっても、妙に面白く見えてくるわけです。

2.予選1回戦TOP3

2-1.ぱーてぃーちゃん

 男性1人女性2人のチャラい言動が特徴的なトリオです。
 キャバクラで声をかけられてぼったくられるネタです。
 早口だとチャラさに欠ける関係上、ゆっくり堂々とした話し方を強いられ、ツッコむ回数がかなり限定されてしまうわけですが、そこを更に敢えて溜めることで笑いを増やしているように見受けられ、状況のおかしさを端的に分かりやすい表現でバシッと一発決めようとすることにも繋がっていると考えられます。もちろん、すぐツッコむべきところではすぐツッコんでいるのは大前提です。

2-2.パンプキンポテトフライ

 昨年のM-1では初の準々決勝出場。ホリプロコムの若手注目株です。
 怖い話をするも、違うことばかり気になってくるネタでした。
 まず大まかな状況を一通り説明したあとで、ひとつずつおかしなところをツッコんでいく形式です。また、ツッコミの一つひとつが長く、その長いツッコミの中でも段階によって役割分担がされています。例えば、まず全体的な状況のおかしさを一言で説明できる言葉であり、かつワードだけで面白く感じるものをツッコミの冒頭に持ってきて、それから個別のおかしな点を次々に拾ってツッコんでいく、みたいな感じです。この独特な形式のためか、次々にツッコんでいる最中でも観客の笑いが途絶えないという現象も起こっています。

2-3.ナイチンゲールダンス

 大学のお笑いサークルで結成し、そのままプロになったコンビです。
 ヘアーサロンの店員と客のネタです。
 落ち着きのないキャラクターのボケがツッコミを振り回す漫才です。オーソドックスなテーマの中にも要所要所になるべく多くの観客が理解でき、かつなるべく目新しいネタを散りばめている点が印象的です。

 今回の感想は以上です。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?