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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年9月17日開催分

 面白い芸人を新たに見つけようとM-1グランプリの動画を見て、忘れないようにここへ感想を書いている次第です。備忘録と言えるのかどうか分かりませんが、とりあえず私は先ほどまで忘備録だと思ってました。

 今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、9月17日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。

1.ナイスアマチュア賞 スタンブルズ

 お父様と娘さんのコンビです。
 娘さんがお父様に対して自分のことをどれだけ知っているかクイズを出していくネタです。
 ネタが飛びそうになっているのか、実際飛ばしているのか、終始目を泳がす娘さんの微妙な不安定さがアマチュアらしさを出しているという感想になってしまいそうですが、正解か不正解かではなく「惜しい」を使う判断が光ります。外れているわけではないけど当たっているとまではいかないという微妙な位置にある言葉を、強引な進行に使ったり、やんわりとお父様を傷つけるのに使ったりと、その微妙な位置にある点をうまく活用しています。何より、お父様が演者としてしっかりされています。舞台上で変に身体をフラフラさせずピタッと立って、当然のように無駄な言動がなく、ちゃんと漫才として有効なしゃべり方をされています。お笑いの経験者だと思われます。

2.予選1回戦TOP3

2-1.マルキヨビル

 NSC沖縄5期生(2015年入学)のコンビのようです。
 バスケットの試合でダンクを決めようとするネタです。
 伏線を回収したり、気づきづらいボケを後からツッコんだりと、大事なところがきちんとウケている印象です。あと立ち位置逆のまま話を進めてネタを終えるのが珍しいです。

2-2.カシスオレンジ

 NSC沖縄3期生(2013年入学)のコンビです。幼馴染の同級生とのこと。
 干支を言おうとするも滅茶苦茶になるネタです。
 冷静かつ優しいツッコミが特徴的です。ちょっとひねっていてなおかつ日常的な言葉を使い、安定したツッコミをされています。干支が脱線しつつも最後にちゃんとオチをつけていて、ちゃんとしたことをちゃんとやられているように見受けられます。

2-3.リップサービス

 かつてはオリジンコーポレーションに所属し、現在はフリーで活動されているコンビです。
 探偵が主役のドラマをやるネタです。
 犯人役はやりたくないというも、代わりに提示される役が全部犯人っぽいという、様々な推理もので散々やりつくされた「意外な犯人」をうまく利用したネタです。ツッコミまでの間隔がだんだん狭くなって最後にひっくり返して終わる形式をしっかりやってのけています。

 今回の感想は以上です。ではまた。

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