M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年9月15日1回戦TOP3
M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。
今回はM-1グランプリ2023年の9月15日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。
1.アンビシャス
大阪NSC38期のコンビです。
結婚式のネタです。
結婚式のよくある場面を軽く説明してからコントに入り、ツッコむたびにコントから脱する形となっています。具体的には説明、コントイン、ボケる、ツッコむ、次の場面の説明、の順番を繰り返していきます。冒頭で披露した「ひとつ飛ばしてべっぴんさん」の変形版からもお分かりの通り、もともと存在していたものをちょっと変えるボケを得意としているようで、基本的にはその切り口のものに終始しています。
2.タツキボタル
新喜劇の役者ふたりによるコンビです。
婚活パーティーのネタです。
途中で映像がカットされているために全貌は分かりませんけれども、身体の一部を使ったモノマネを披露していたようです。むしろ、それが主目的になっている可能性も感じられます。
3.ザ・布団
NSC32期と33期の先輩後輩コンビです。結成は2022年。
「童貞のまま30歳まで行くと魔法が使える」という大嘘通説から、魔法についてあれこれ言い合うネタです。
魔法はそもそも空想のものだから合ってるとか間違ってるとかないはずなのですが、世間一般のイメージなどが原因となって、何となくルールと申しますか、「あるべき姿」というものがぼんやりと存在しているわけです。そこをうまくついた漫才となっています。ひとりがぼんやりとした「魔法の『あるべき姿』」を言うと、相方が「お前、魔法詳しいな」などと言って、魔法専門家として扱うようになっていきます。テーマの設定と話の展開が非常によくできていて、なおかつ独自性があるという、お笑いのネタとしてはひとつの理想形とも言える状態になっています。冒頭の言葉を矛盾なくオチに繋げるなど、漫才の基本的な能力は当たり前のように持っています。
今回の感想は以上になります。ではまた。
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