M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年8月28日開催分
面白い芸人を新たに見つけたくてM-1グランプリの予選動画をひたすら見て感想を書いています、という文章を何度も書いています。まだ1回戦は半分も終わっていませんので、今の倍以上、似たような書き出しをすることが運命づけられています。運命は過酷です。
今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、8月28日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。
1.ナイスアマチュア賞 パンドラ書房
NSC東京に現役で通っているコンビです。
ライト兄弟が飛行機を発明しようとするも、別のものばかり発明するネタです。
ボケが特定のストーリーに則っておかしな言動をし、相方はそのストーリーの外側からツッコんでいき、会話らしい会話をほとんど交わさない形式の漫才です。知的なバカネタが得意そうな感じに見受けられました。
2.予選1回戦TOP3
2-1.狛犬
元「セクシーレジスタンス」の坂口さんと元「御影」の櫛野さんのコンビ。共にNSC東京24期(2018年入学)で吉本興業所属。ちなみに、M-1グランプリで「狛犬」という組がこれまでに3組出場していまして、1組はアマチュア、もう1組は同じ吉本所属で2017年に結成するも2021年に解散、そして今年結成されたこの狛犬です。
炭水化物抜きダイエット明けに何が食べたいかを尋ねるも、何度聞いてもナンと答えるネタです。
ナンという決まったオチに着地する形式をベースに置きつつも、他の食材に対してよく分からないポジティブメッセージを投げかけたり、相方に怒鳴ったりとオプションを加えて変化をつけています。それがボケのキャラクターとも合っているように見受けられました。
2-2.オッパショ石
ケイダッシュステージ所属の幼馴染コンビです。
焼き肉をおいしく食べられる方法を歌にするネタです。
ボケは特徴のある外見とは対照的に、真面目な話と同じトーンで変なことを淡々と言っていきます。2分という短い時間にも関わらず前半はしゃべくり、後半では歌ネタとパートを分けているのは割と珍しい構成のように思いました。
2-3.さすらいラビー
太田プロダクション所属の凸凹コンビ。大学生時代に学生お笑い大会で知り合いコンビを結成し、そのままプロへ。昨年のM-1では初めて準々決勝に出場しています。
林間学校で好きな子と山登りをしてテンションが上がってしまいキモいことをたくさんするネタです。
最初の笑いどころ、いわゆるツカミの部分でキチンとウケると同時に、どういうネタをするのかを観客に察知させているところがよく考えられています。背が高くてそれなりにちゃんとした格好なのにキモいキャラなのは珍しい特徴ではないかと思います。
今回の感想は以上です。ではまた。
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