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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年9月21日開催分

 面白い芸人を新たに見つけようとM-1予選動画を見ていまして、見た組を忘れないように感想を書き、書くだけではなんかもったいない気がしてここに載せています。ただ、今ではすっかりここに載せること前提であれこれ書いている気がします。今回もよろしくお願いします。

 今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、9月20日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。

1.ナイスアマチュア賞 クイックたーん

 学生芸人出身のようです。結成は2009年で少なくとも2015年以降のM-1には毎年参加されています。
 状況によってどの病院に行けばいいかを教えてもらうネタです。
 様々な状況をひとつのオチへ強制的に繋げてゆく形式を用いています。このシステムですと「毎回、特定のオチへ強引に繋げる」という過程が確定しているため、必然的にフリの部分で多様性を出していくことになります。

2.予選1回戦TOP3

2-1.いぬ

 今年のキングオブコントでは初の決勝進出を決めているコンビです。M-1は2018年以来の出場ではありますが、本来の組でも出場できるプロの芸人としては珍しく、ふたりとも毎年のように様々なユニットに参加して出場しています。
 ジムでペアトレーニングをしながらプロポーズをするネタです。
 見てる方もものすごく力が入るネタですね。趣味の筋トレを漫才にうまく活用しているのは間違いありません。筋肉を見せる以外に服を脱ぐ必然性があるのかどうかは謎です。

2-2.TEAM BANANA

 2006年にM-1甲子園で優勝し、そのままNSCへ入学。THE Wでは2020年と2021年に決勝へ進出しています。
 ツイッターで結婚報告する知り合いに悪態をつくネタです。
 得意ジャンルでキッチリ笑いを取った形です。特によかったのは、やはり剛力彩芽さんのところでしょう。最初の例は自分独自のものにしておきながら、ふたつ目から剛力さんのツイートを入れておくことでより引っ掛かりやすくなっているところがうまいです。

2-3.ミキ

 兄弟コンビ。M-1では2017年と2018年に決勝進出を決めています。
 記憶力を試すために円周率などを言うも、どさくさに紛れて個人情報をバラすネタです。
 本当に自然な会話がスムーズに続くコンビだと思います。大体は揉めるネタなんですが、リアルな揉めてる感を出す技術に秀でています。そうかと思えば、円周率などを適当に言っていると見抜く方式として相方の個人情報を入れ込むという発想も光ります。個人情報ならば適当だということが観客にも瞬時に分かりますし、笑いも取りやすい。見せ方も卓越しています。

 今回の感想は以上です。ではまた。

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