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M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年8月15日1回戦TOP3

 M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。

 今回はM-1グランプリ2023年の8月15日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。


1.イチゴ

 東京NSC24期同士のコンビです。
 顔面の香りなど、相方の変なところばかり好きだと告白するネタです。
 一見するとキモさ一点突破みたいにも思えますが、「相方の顔面の香りが好き」という切り口がやや独特で、更にそこからふたりの顔面の香りを互いの手に馴染ませてハイタッチし、その飛沫を吸い込んで楽しむなど、キモさを発展させていっています。使う言葉も「宝物」「その逆のもの」など独自性が見られまして、言い回しに気を遣っている点が節々で確認できます。

2.源川

 スクールJCA25期のコンビです。
 職務質問の練習をするネタです。
 漫才中にコントへ入る、いわゆる「コント漫才」でもオーソドックスな形なんですけれども、際立っているのはボケとツッコミの発想で、いい笑いのひとつとも言われる「予想を裏切る」ことが、全ての笑いどころでことごとく達成されている印象です。特にボケがツッコミの外見を指摘する部分では、「気にしてなかったけど言われてみれば確かにそう」という絶妙な部分を突いています。

3.中ボス

 SMA所属のコンビです。
 全校集会で生徒を表彰するネタです。
 こちらもオーソドックスなコント漫才で、序盤のアコムの話を後半で使う伏線回収も短いネタ中に織り込んでいます。相方が演じる学生は優しいゲンコツで済ませ、誰も演じない、すなわち観客の想像に任せる生徒に対しては膝で腕を折ることで、残酷描写が痛々しくならないようにしています。それによって笑いやすくしようという試みだと思われます。

 今回の感想は以上になります。ではまた。

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