見出し画像

M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年10月2日1回戦TOP3

 M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。

 今回はM-1グランプリ2023年の10月2日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。


1.化石コンパス

 プロダクション人力舎のコンビです。
 恋愛に関するものが全て幻だと言い聞かせるネタです。
 モテなさをテーマにするのも、現実から目を背けるのも、かなりの芸人が手を出しているため、いかにその他大勢との差を出しつつウケを狙うかが大切になってくるものと思われます。この組の場合は妄想と現実を行き来しながら、幻認定する対象を拡大していく形で話を発展させており、割とレッドオーシャンなジャンルにもかかわらずかなり独自性を確立しています。当然ながら表現や言い方も工夫してあります。

2.バリクナジャ

 大学のお笑いサークル出身のコンビのようです。
 名前が思い出せない人を次々に当てていくネタです。
 前振りとしてどういう人だったかをうろ覚え風に言い、それに対して相方が「あの人でしょ」と名前を言う形式となっています。基本的には有名なものをもじった、いわゆるダジャレなんですけれども、どれも独特で、前振りのギリギリ言い過ぎない説明の良さと相まって面白く聞こえる仕組みになっています。

3.サブマごり押し

 小藪千豊さんとムーディ勝山さんのユニットです。
 若い子に合わせる気がないと言いながら若い子に合わるような言動が漏れ出すネタです。
 ある程度の年齢を重ねた芸人としては王道のテーマではございますけれども、見せ方のうまさが光っている印象です。新しい文化に対して本当に背を向けているような表情と言い方にもかかわらず、同じ感じで新しい文化におもねったかのような発言を入れてくる。慣れてない方だと「そろそろ言うな」とバレてしまう時もございますが、出所が全然予測できないのはさすがです。

 今回の感想は以上になります。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?