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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年8月22日開催分

 「夏もそろそろ終わりか」みたいな話が出てくる時期ですけれども、M-1の予選1回戦はまだ折り返し地点にも来ていません。つまり、面白い芸人を発掘する機会が倍はあるわけですね。というわけで、今回も参ります。

 今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、8月22日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。

1.ナイスアマチュア賞 トレイナー

 親子のコンビです。M-1は3回目の挑戦で、2度目のナイスアマチュア賞です。
 阪急電鉄に就職したいということで、面接の練習をするネタです。
 ちゃんとした電車の音真似を入れた点ももちろんプラス評価ではございましょうが、母親のマジで戸惑ってる感が特によかったのではないでしょうか。また、子供がいい返事をしたら褒め、あまりベタベタ触ってきたら手を払うなど、ちょっとした行動にあざとさがないところも笑いに繋がったと思います。

2.予選1回戦TOP3

2-1.シカゴ実業

 同じ事務所の先輩後輩コンビです。
 祖母の誕生日会で自作のハーバード大学の校歌を歌うネタです。
 歌っている横でツッコミを入れる形式が最後まで続きますが、単調にならないよう変化をつけています。パートは主にみっつで「校歌が日本語だと判明するパート」「本格的に歌詞でふざけ始めるパート」「校歌っぽくもなくなるパート」となっています。

2-2.フースーヤ

 高校の同級生コンビ。身体を大きく動かしながら、無作為に単語を選んで並べたような言葉を発する独特なギャグをネタに組み込むことで知られます。
 保育園でいろいろと事件が起きるネタです。
 全体的なテーマは普通のコント漫才なんですが、オチに大体ギャグを持ってくるという彼らお得意の独自形式です。力が入っているのも当然ながらギャグの部分だと思うんですが、そこへ至るまでにも細かい笑いどころを散りばめています。彼らがフースーヤたらしめているのはギャグですけれども、大きく振りかぶるために出所が分かりやすいギャグに対して、細かい笑いどころはコンパクトにまとまっているため不意を突かれるような形で急に出てくるため、1時間後のところを中心にきちんとウケていました。緩急織り交ぜたネタのようです。

2-3.ダブルヒガシ

 NSC大阪校36期(2013年入学)のコンビです。
 美容師と客のネタです。
 美容師と客のおかしなやりとりを笑ってもらうところはオーソドックスなんですが、細かくボケとツッコミが入れ替わっているところが特徴的です。自然な流れてスッと入れ替わっては元に戻るので意外性があり、それが笑いに繋がっている部分はあると思います。

 今回の感想は以上です。ではまた。

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