M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年8月16日開催分
どんな時でもとにかく笑いたいので面白い芸人を探しています。M-1グランプリの予選動画はそれにぴったりです。皆さんもご活用ください。私は見た芸人をなるべく覚えていきたいので、このページのように気づいたこととかを書いています。
今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、8月16日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。
1.ナイスアマチュア賞 カタヤイネン
大学のお笑いサークルで出合い、現在は社会人漫才師としてアマチュアの大会に出場しているようです。
小学生が下校途中に不審者と出会うネタです。
全体で一貫したストーリーがあり、言動も安定していて、伏線回収もある。長らく続けているだけあって、手堅くまとめた印象です。
2.予選1回戦TOP3
2-1.ぺんとはうす
NSC東京21期(2015年入学)同士のコンビです。
宇宙旅行に行ってみたいと話すも、分かっていないことや勘違いが多すぎてどんどんツッコまれるネタです。
ボケのナチュラルなアホさとツッコミのやんわりと本質を突く一言がかみ合っている印象です。一つひとつ確実に決めてくるツッコミに目が行きがちで、もちろんそれもよくできているのですが、ボケが登場から自らのキャラクターを観客に理解してもらうため、自然な言動を心掛けている点も漫才の面白さに一役買っていると思われます。ツッコまれた時、完全に動きを止めているでもなく、オーバーな動きをするでもなく、いい感じに戸惑っている風に見せている点が卓越しています。
2-2.ウェンズデイズ
ラフィーネプロモーション所属の夫婦コンビです。「水曜日のダウンタウン」のドッキリでは、夫の奇妙な私生活が垣間見えたことでも知られています。
とにかく奥さんの口の悪いツッコミが特徴的です。ニコニコしているけどどこか頼りなさそうな夫の間違いをズバズバと切っていく。コントの途中で急に夫婦の会話に切り替えるなどして、夫婦がやっているからこそ面白いネタだと見せようとしている点が気になりました。
2-3.ネイチャーバーガー
こちらもNSC東京21期(2015年入学)同士のコンビです。
生来の息子の名前を考えてほしいと相方に頼むも、出してくる名前に問題があったりなかったりで、それをツッコんでいくネタです。
決まったポーズをとって怒るように指摘するという特徴的な形式のツッコミをするわけなんですが、最初はチュートリアル的にそのツッコミを見せたり、ツッコミを入れる直前に敢えて不機嫌そうな様子を見せるなど、特徴的なツッコミを観客に受け入れてもらえるよう細やかな配慮が見て取れました。身長差が12センチあるコンビなのですが、ツッコミのポーズが自然に見えるようにボケが身体をやや屈めてツッコミを受けにいっているなど、探すといろいろ細かい工夫が出てきます。
今回の感想は以上です。ではまた。
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