予定がなくても平気で生きていた人間が手帳を持ち始めた話
手帳を持たない時期が長らく続いていました。予定を書き込むのが面倒くさいし、書いても見直したためしがない。意味ないじゃんと思って、ずっと手帳なして過ごしていました。
そもそも予定が少ない点もノー手帳に拍車をかけていました。整理しなきゃいけないほどのスケジュールがないんですから、忘れちゃまずい予定が忘れる数にまで膨れ上がらないんです。ですから、たまに手帳を買ってもまっさらなまま紛失してしまう。いつ失くしたかも分からない。お金の無駄だと思っていました。
詳細は伏せますが、一時期は本当に予定のない生活をしていました。誰かと時間を決めて会う用事がゼロの月もありました。逆にどうやって生活してたんだって話ですけれども、まあ人間は用事なんてなくても生きていけるもんなんです。
予定がないとどんな急用にも対応できるので最強です。たまに珍しく知り合いから飯を食おうとか言われても、二つ返事ですぐ行けるわけです。「じゃあ、〇〇日に飯食うか」「はいよ」と、その時も気軽に予定を入れました。
続いて別の人ともどこかへ遊びに行こうかという誘いを受けました。珍しいことが続きますが、ありえない話ではありません。以前には月に5つも用事を抱えた経験もあった私です。「じゃあ、〇〇日に××駅東口へ集合へ」「はいよ」というわけで、こっちの予定も普通に入れました。
それから数日後に気づきました。予定がふたつかぶっているじゃありませんか。
もちろん、予定がふたつあれば、同じ日に集中する可能性はあると分かってはいました。しかし、マジでかぶるとは。かぶる確率を単純計算すると、1/30×1/30=1/900ですか。なかなかの当たりを引き当ててしまいました。
このダブルブッキングをどう解決したのかはサッパリ覚えてませんが、この日を境に手帳を使うようになったことだけは覚えています。
こんな酷い目に遭わなくても普通は手帳を持つもんなんですよね。みんな本当にちゃんとしてます。
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