見出し画像

M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年8月23日開催分

 面白い芸人を新たに見つけるため、M-1予選の動画を見てここに感想を書いております。道端で拾った汚い手帳に書いてある怪文書程度にご覧いただければと常々思っております。

 今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、8月23日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。

1.ナイスアマチュア賞 花園

 中学生同士のコンビです。
 将来、芸人になりたいからという理由で、キャバ嬢をやるというネタです。
 キャバ嬢の客がまるで「美容室へ初めていく客のコントをしている芸人」の言動だったのが最も笑えるポイントです。恐らく本人たちの意図とは違うところで笑いが起きていると思うんですが、こういうことを意図的にできるようになると面白くなると勝手に思っています。

2.予選1回戦TOP3

2-1.タチマチ

 同じ事務所の先輩後輩コンビです。
 自分と相方は感覚が全く一緒だと主張し、2択問題が一致するかで検証しようとするも、ちゃんと問題に挑もうとしないネタです。
 2択からいかに逃れるかを起点として、いろいろ広げていく形式です。起点である2択から逃れるボケはもちろん、話の広げ方にも力が入っています。最後の2択では出題者を交代させることにより、飽きさせないような工夫もされています。

2-2.にぼしいわし

 いくつかの事務所を経て現在はフリー。THE Wでは2度決勝進出しています。
 世の中で一番いらないものは千羽鶴だと言い切り、千羽鶴を持ってきた人に無理のない形で持って帰ってもらう方法を披露するネタです。
 序盤を除けば、ひたすら千羽鶴を数える人とそれに対して嘆いたり笑ったりという、直接的な会話のやり取りが一切ない形式です。制限時間15秒前のアラームを基準にして次のやり取りに移っているように見受けられ、そこに若干の目新しさを感じました。

2-3.チェリー大作戦

 こちらも同じ事務所の先輩後輩コンビです。
 お題をもらって即興で俳句を詠む芸で食っていきたいからと、試しにその芸を披露するネタです。
 即興で俳句を詠むだけでなく、出来が悪いと思ったら即興で動物ギャグをやるというシステムをひとつかましてあるのがうまく働いた格好です。そのシステムを組み込むだけでなく、俳句をすっ飛ばしてギャグだけ披露したり、ギャグの時間で俳句のダメさを表現するなど、導入したシステムをすぐに応用する辺りに地力の高さがうかがえます。

 今回の感想は以上です。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?