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M-1グランプリ2023予選動画感想 2023年9月17日1回戦TOP3

 M-1予選の時期になると、備忘録的な感じで感想を書き、書いたら書いたで勿体なくなってネットに載せるという癖が毎年蘇ります。そして、今年も蘇らせてしまいました。よろしくお願いいたします。

 今回はM-1グランプリ2023年の9月17日に開催された予選1回戦TPO3動画に登場した芸人の感想となります。手短ではございますが、よろしければどうぞご覧ください。


1.メメント海

 大学のお笑いサークル出身で、現在は社会人芸人として活動しているコンビです。
 財布を拾ったところ、出てきたのは天使と悪魔ではなく、元カノと今カノだったネタです。
 「財布を拾った人の心に天使と悪魔が現れ言い争う」という、お笑いのネタとしては超王道のテーマに元カノ今カノという要素を加え、王道とのズレを楽しんでもらう形となっています。元カノは天使、今カノは悪魔のポジションに据えることで分かりやすさを維持したまま、新要素の加わった「天使と悪魔」を展開しています。

2.宮下草薙

 太田プロダクション所属、ネガティブなネタで知られるコンビです。
 いじめられるのが怖いため、相方に同じ老人ホームへ入ってほしいと懇願するネタです。
 ネガティブな妄想は相変わらず群を抜いており、それに終始しているだけでも充分な武器となっています。

3.素晴らしき人生

 詳細は不明ですが、松竹芸能とフリーのピン芸人による、トリオユニットのようです。
 リアクション芸の練習をするネタです。
 トリオの漫才は形式上どうしてもひとりを遊ばせてしまいがちになってしまいますが、この組の場合は誰かを遊ばせる時間を短く済ませられるよう気を配っています。内容は、リアクションのためにビンタするかどうかという、一見すると単純なものを決められた形式で披露しているように思われますけれども、虚を突くようなタイミングでビンタするなど確実に予想外の展開へ持って行くことに成功しています。結果として、分かりやすいけれども独自性のあるネタになっています。

 今回の感想は以上になります。ではまた。

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