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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年9月24日開催分
新たなる面白い芸人を探し求めてM-1グランプリの予選動画を見て、なんかもったいないのでここで感想を書いているんですけど、もう結構の量の感想を書いているわけです。そのせいか、自分でも何をやっているのかだんだん分からなくなってきていますが、そんな様子もあわせてお楽しみいただければと思っています。
今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、9月24日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。
1.ナイスアマチュア賞 信天
小学校2年生同士のコンビです。
衝撃的な出来事を互いに言い合うネタです。
序盤で会場を盛り上げるのが非常によかったと思います。子供であることの優位性をぶっちゃけるところも正解だと思われますし、個人的にはもっと言っても全然大丈夫だと思います。
2.予選1回戦TOP3
2-1.大前町田
元「プリンセス金魚」の大前さんと元「デラスキッパーズ」の町田さんのコンビです。
アンパンの粒々がゴマだと知って意外な反応ばかりするネタです。
「アンパンがゴマだと思わなかったために何が起きたのか」には一切触れず、それによって起きたことだけを暗に言及するシステムをひたすら回しています。肝心なところは全く分からないんだけど何がおかしいかは簡単に分かるという調整がされている優秀なシステムに見えます。「それによって起きたこと」の選択がなかなか絶妙で、ちょっと深刻そうなものと全然深刻じゃないものを、緩急を織り交ぜるような形で出していくため、安心して笑える空気が自然と出てきています。
2-2.勢司兄弟
フリーで活動している兄弟コンビ。役者としても活動しているとのこと。検索したらYouTubeチャンネルが出てきました。
女の子とのデートでどうしたらいいかアドバイスをしてもらうネタです。
バレー経験者の兄が経験を活かした動きで笑いを取る形式です。もちろん、それだけでなく兄弟がそれぞれに異なるキャラクターを持たせたり、弟を巻き込んでバレーの形にしたりもしています。
2-3.シュリンプ大統領(仮)
所属はアマチュアになっていますが、ツッコミの伊藤さんは太田プロエンタテイメント学院名古屋校の3期(2014年入学)のようです。
全身ピンクのおじさんについてリズミカルに話すネタです。
名前も所属もネタも変則的なコンビです。ボケはひたすら独自のリズムでただただ全身ピンクのおじさんについて語り、ツッコミはそれに戸惑ったり驚いたりツッコんだりするという形式です。誰でもすぐに分かるレベルで特殊な漫才ですが、基本的にリズムは一定ですし、話はちょっとずつ進むようにしてますし、ブリッジのようなパートを定期的に設けているなど、観客を置いていかないよう、ネタを分かりやすく見せる工夫が随所に確認できます。ツッコミのしゃべり方もボケのリズムを邪魔しないように気を遣っています。
今回の感想は以上です。ではまた。
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